もし君が悩む友を持っているなら
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それぐらい高温にすれば・・・・やってみるか
リー先輩にハンドシグナルで下がるよう指示、空気を呼んで我愛羅と一緒に下がってくれる
チャクラを練り上げていると、君麻呂が異形の姿に変わり突進してきた
「狐火・・・火柱ァッ!」
三次予選にて鉄柵を溶かした火柱よりももっと高温に
大体鉄の融点は1500℃、不純物があればもっと下がる
そんな熱じゃ足りない
室内ではない、火葬場でもない、死んでもいない
そんな状況でも燃やしつくせる熱を
もっと
もっと熱く、それでいて敵にだけ当たるように凝縮する
オレを中心に練り上げられた火柱は空中で折れ曲がり、突進してくる君麻呂に突き刺さる
君麻呂の眼が驚愕に染まる
徐々に、徐々に溶けていく硬化された骨
このまま・・・さっさと溶けてしまえっての!
どんどん硬化されていく骨、それを溶かす炎
一定の距離を保ったまま膠着状態が続く
埒が明かない、そう思い我愛羅を見る
「砂ぁ!!」
叫ぶだけ、だが意図を理解したらしく砂が君麻呂の足元に流れる
「獄砂埋葬!」
流砂で地中に埋められる君麻呂
沈み込まれたのを確認し、狐火を解いた
「はぁ・・・はぁ・・・」
「す、凄い火遁です・・・!」
荒い息と同時に吐血する
頭に血が上ってきた・・・
「舞え 早蕨の舞」
地中から無数の鋭い骨の刃が突き出されていく
寸での所で我愛羅の砂に乗せてもらい空に逃げる
「た、助かりました・・・
これで、終わりですね」
「だーかーらーなんでリー先輩そういう敵の生存フラグ作るの!
大蛇丸信者はしぶといって相場が決まってるんだよ!」
「・・・大蛇丸の洗脳か・・・」
呟いたその瞬間
「洗脳ではない
あの方は僕の理解者だ・・・お前らに何が分かる!」
背後から現れる君麻呂
突き出される骨
「狐火ぃッ!」
チャクラがない我愛羅と防御手段の無いリー先輩を庇い、狐火の刃で君麻呂の首を切り落とした
ゴトッ
そんな音を立てて砂の上に首が落ちる
・・・こいつも、さっきまでの膠着状態でチャクラがほとんどなかったのか
攻撃するために、腕に全てのチャクラを回していた
だから切り落とせるぐらい、首の骨が軟らかかった
・・・今度こそ、終わった
「・・・はぁ・・・
先輩、オレナルトとサスケを追いますんでこれで失礼します!」
上空を旋回していた鴉を見つけ、慌てて本来の目的を思い出す
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