暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
フェアリィ・ダンス編 哀しみを背負った男達
葛藤と道中とスイルベーン
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アシムレイトロイドNo3・Cry。彼もまた、自身の正義を持って戦っている。
スイルベーン 道中
「で、どうしましょうか?」
ユキが持ち出したのは、飛べない人たちがいる、ということだ。
真は羽が出る。オーズはタジャドル。カリスはフライトのカード。ウィザードはドラゴンスタイル。
アンクは鳥。ユキは恐竜メダルのおかげでプテラの羽が出る。
では残りのものは?光太郎はアンクに、涼はオーズに、響鬼はユキに運ばれることとなった。
「アンク君・・・」
飛行するなか、光太郎がアンクに言った。
「肩が・・・痛い」
少し遠くにいた映司が叫んだ。
「あ、アンク!もうちょっと優しく持ってあげなよ!!」
「・・・飛ばせてやってるんだから、我慢しろ!!」
「ていうか、お前だってコンドルレッグ展開させて、挟んでるじゃねぇかああああああぁぁぁ!!」
「・・・・」
「そっぽ向くなああああああぁあああぁぁっ!!おい、えーーーーーーーーじいぃぃぃぃぃっ!!!」
涼は真の方を向いた。その顔はもう、悲惨なものだった。
「・・・・葦原、こっち来い」
真は涼をオーズから引ったくり、アンクが笑う。直後に映司が軽く蹴とばした。
「ハッ・・・・ブフォアァ!?おい、てめ、映司!って、あ」
アンクは重みがなくなったことに気付いた。
「・・・・・アンク君・・・・・」
許さん・・・という声が下の地面から聞こえ、直後にライドロンが走る音が聞こえた。
それを横目に、ユキと晴人はドラゴンについて会話していた。
「で?ドラゴンはどうなったんだ?」
「僕が・・・吸収してしまいました・・・・。そこで剣崎さんと、乾さんに会ったんです」
「そうか・・・サバトはそんなことの為に・・・」
深く考え込んでいた晴人に、リーファがそろそろだよと言いながら近寄ってくる。
ユキの隣を飛ぶリーファは、お礼を言った。
「あの・・・あの時はありがとうございました」
「え?君、僕と会ったことあったっけ・・・あ、そうだ。思い出した」
「竹刀もって不良に絡まれてた子だよね。お礼なんていいさ」
「?何でですか?」
「僕は・・・大切なものをいつも守れないから・・・。クズだから・・・」
たとえ偽物の記憶でも、僕の記憶なのは確かだ。
「自分でクズなんて・・・言わない方がいいですよ」
「暗いことばっか考えてると、人って簡単に壊れちゃうから」
「そうだぞ、少年」
ユキの腕をつかむ響鬼が、口を開いた。
「ところで寂しいから、俺も話に入れてくんないかなぁ・・・。孤独すぎて死にそう」
「すいません、響鬼さん。・・・リーフ
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