第三十五話 セブンスミスト爆破事件
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手を置きながら答えると、女の子も元気に答える。それを聞いて初春さんも納得したようだが、「付き添い」ではなく「付き添いみたいな」と言った部分には疑問を持たなかったのだろうか。
しばらく待っていると煙も晴れてきてフロア全体が見渡せるようになったのだが、上条さんが居た位置より後ろの方はほとんどが爆風による被害で物が散乱している状態なのに対し、前の方は熱による被害も大きく鉄やガラスが溶けかかった状態になっていたり、床や天井や柱に焦げた部分が見られたりした。
「こんな状態で良く助かりましたね……私たち」
「そうねー」
俺と同じく周囲を確認した初春さんのつぶやきに答える。
「そう言えば、神代って言ったよな。俺の知り合いに神代騎龍ってやつが居るんだけど、もしかして兄妹かなんかか?」
俺が周囲を確認していた時に顔を見て思い出したのか、上条さんから尋ねられた。
「あー、本人です」
「……は?」
俺が普通に答えると、上条さんは俺の言葉の意味を一瞬考えてから呆けた声を上げたのである。
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