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とあるの世界で何をするのか
第三十五話  セブンスミスト爆破事件
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もねー。下着類があんな感じだったんだし……」

 佐天さんは俺の言葉に反論してくるのだが、御坂さんも俺の言葉に同意してくれたようだ。

「御坂さんまでっ!?」

 白井さんと同じ趣味に見られるのが本当に嫌なようで、佐天さんが見事にムンクの叫び状態で絶叫していた。そう言えば、『ムンクの叫び』って題名だと思ってる人が多いみたいだけど、作者名が『ムンク』で題名は『叫び』なんだよね。ついでに言うと、あの人が叫んでるわけでは無く、精霊か何かが叫んでるのを聞きたくないと耳を塞いでいるという絵だったはずである。





「初春、ケータイ鳴ってるよ」

「あ、本当だ。もしもし、ひっ!!」

 佐天さんが指摘して初春さんが電話に出た。すると電話の向こう側からかなりの大声が聞こえてきて初春さんが驚いている。電話から聞こえてきた白井さんの声で察するに、グラビトンの予兆を知らせる為に電話してきたのだろう。

「それで、場所はどこですか? ……だから場所はどこかって聞いているんです!」

 今度は初春さんがかなりの大声で問い詰めている。

「え……丁度良いです。私、今セブンスミストに居るのですぐに避難誘導を開始します」

 しばらくしてそう言うと、初春さんは電話を切って俺達の方へと向き直った。

「落ち着いて聞いて下さい。爆弾魔の次の標的が分かりました。ここ、セブンスミストです。私がお店のほうに話を付けて来ますので、御坂さん、神代さん、佐天さんは避難誘導のお手伝いをお願いします」

「分かったわ」

「了解」

「初春も気をつけてね」

「それでは行ってきます」

 初春さんに頼まれて全員が答えると、初春さんは走ってお店の人に話をしに行ったのである。

『ご来店中のお客様にご案内申し上げます。只今、電気系統のトラブルが発生しており、誠に勝手ながら本日の営業をここまでとさせていただきます。なお、このトラブルを元に火災が発生する危険性があります為、お客様には速やかに館外へ避難されますようお願い申し上げます』

 初春さんが走り出してからそれほど時間が経っていないはずなのに館内放送が流れ始める。まぁ、初春さんに連絡が来るぐらいだからアンチスキルとかもすでに動き出しているのだろう。

「えー、確かこの前も停電があったよねー」

「本当困るよね」

「まだ来たばっかりなのにぃ……」

 すぐに周囲が騒がしくなってきたものの、すぐに動き出す気配は無い。元の世界でやっていたテレビの実験番組で、火災報知器を鳴らしていてもすぐに動き出さないことの方が多いと言っていたから、この反応は仕方ないのかもしれないが、出来れば早めに避難してほしいところである。ってか、この前の停電って多分木山先生にツンデレって言われた
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