バカと狂気と音楽コンボ
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「皆、逃げろォオオオオオッ!!」
『タトバ!タットッバッ!!』
軽快なサウンドを放ち、俺はオーズとなって相対した。
『ジャマヲスルナ、ヨワキモノニキョウミハナイ!!』
「興味がなくとも此方にはあんだよ!!」
そう言うと、例のコンボを発動させる。
『ライト!ロード!ダーク!ライドダー!ライドダー!ライド!ライド!ライドダー!!』
すぐにオーズブラスターにロードメダルを入れると、必殺技を発動させる。
『ワン!ツー!スリー!ビート・ブラスターク♪』
マスターエンフォーザーがデストを飲み込み、俺は地面に着地する。しかし。
「ぐっ!?」
デストが現れ、首を掴まれ、持ち上げられる。
『ヨワキモノニキョウミハナイ!!キエロ!!』
途端、より一層力を加えてくる。
「………!!」
息が出来ず、呼吸も出来ない。俺はもがき、苦しむ。それを見た白黒神は笑っていた。
無様だった、俺は。何が、守れるだ。何が、英雄だ。……何一つ守る事なんてーーーーー
そう思った時だった。
「ハイヤッ♪♪」
音速の風が吹き荒れ、デストと俺を離れさせた。
「かはっ、けほっ、けほっ」
空気を吸い、息を整え、横を見ると、そこには……
「だらしないよ、ライト。それでも、僕の人格?」
純白の装備に、二挺の銃剣。そして、その腰にはオーズドライバー。
銃格剣ロードがそこに立っていた。
「ライト達じゃ相手にすらならないよ。ここは潔く退いて」
「だけど!!お前、アイツが……!」
と、言い掛けた時、デストがロードを狂気に落とそうとしていた。
「えー、何いってるのさ♪」
と、平然と回し蹴りをデストに放って、言う。
「狂気と音楽は紙一重って言う諺が在るでしょ?」
途端、デストが蹴られた部分を押さえていた。俺のマスターエンフォーザーすら痛まなかったあの身体が。
「狂気を浄化するには音楽は必須。スノー君が居ないなら、僕がやるしか無いじゃん♪」
そして、メダルをセットして、スキャンした。
「変身♪」
『タカ!イマジン!ショッカー!タ・マ・シー!タマシー!タ・マ・シー!ライダー・魂!!』
姿はそのままで、ロードは脚に黄金のコンドルレッグを、腕に紅いガントレッドを装着し、顔にはタカヘッドブレイブに似たバイザーが降りていた。
「さぁ、魂の髄まで教え込ませてやるよ、音楽の音を!!」
『ソングルーレット!プトティラ!!』
途端、プトティラのオーラングサークルが銃剣に入り、ロードが動いた。
「ハアッ!!」
途端、蹴りに光が追加で叩き込まれる。
『ソングルーレット!ラトラーター!!』
「セイハッ♪」
次にヤミーが現れ、次々に覚醒して襲い掛かる。
『ナッ、キサマ、アノトキノオトセンシカ!!』
「ようやく気付いたね?でも、遅いよ!!」
渾身のローキック
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ