バカと狂気と音楽コンボ
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が当たり、デストは吹き飛ばされた。
「……すっげぇ」
俺は感嘆するしか無かった。
普段はおちゃらけてはいるが、肝心な時は身体を張り、仲間と戦う。俺はそういうロードをこれまでに見たことが無かった。
「いい加減に終わりなよ、デスト。悪夢は終わりさ」
『クックックッ……アクムハオワラナイ。アノモノノキオクノウチニアルカギリ、ワレハキョウキヲツクルノミ。タトエ、キサマがワレヲコロシタトシテモナァ!!』
「ふぅん、そう、か。なら、仕方無いや」
『ソングルーレット!オールコンボ!!』
途端、全オーズが現れ、ボンバエイティングエイトを放った。
しかし、デストはまだ倒れない。
「……あの時より硬いね」
『キョムニフウインサレテカラズット、キサマヲカルタメニ、キョウキヲタメテイタ!!ワレヲ、デストナメルナ!!』
そして、より一層力が増した様に風が放たれ、ミヤビ達はいつの間に来たトライドロンに乗り込んで防いだ。
「厄介だなぁ……ねぇ、ライト」
くるりと俺の方を向いて、言う。
「この状況どう思う?」
「……そうだな、スノー風に言わせてもらえば」
俺は立ち上がり、言う。
「逆境具合がクールだろ♪だな」
「少し違う気がするけど……まぁ良いか。行くよ!!」
そして、腕を交差して言う。
『融合!!』
そして、白い雷が落ち、それが弾けると……
『白い雷を身に纏い、音楽と共に世界を制す!!』
銃剣を構え、叫ぶ。
『天が呼び、地が轟き、海が叫ぶ!!<音の雷撃師>ロイト、堂々見っ参っ!!』
ロードの天賦の才とライトの能力と性格、一つに纏まりを見せた奇跡の融合体<ロイト>。
後に本人たちはこう語っていた。
曰く、「伝説」だと。
『ロイト……ダト。バカナ!!アレハフウイントトモニショウメツシタハズ!!』
デストが狼狽え始める。
『おいおい、人を勝手に殺すなよな。……リン使わせて貰うぜ、お前の力!!』
俺達はそう言うと、メダルを入れて、スキャンした。
『ライト!リン!ロード!ラ・ン・ド!ランド!ラ・ン・ド!!』
『音楽コンボ、ってか?』
『フザケルナ!!』
デストが地面を蹴って襲い掛かる。
『よっと!』
それをロイトが避けで踵落としを食らわせる。
『ほれほれ、早く早く♪』
『ウガァアアアッ!!』
今度は剣を振りかざすが。
『ほれ、どうした。もっと早く早く♪』
コンドルレッグで弾いた。
こうなったらデストは止まらない。
『ウガァアアアッ!!』
力の限り、ロイトを攻撃し始める。
『よっ!ほっ!ホイッと♪ほら、早く早く♪』
しかし、ロイトの運動能力は果てしなく、デストは捉えられない。
『おいおい、もう終わりかよ?早く早く出来ないのか?あ、デカブツだから早く早く出来ないのか♪ゴメンねゴメンねー♪』
舌を出して言
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