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柔よく剛を
第五章
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「剛だけじゃないんだな」
 定義は考える顔でこうも述べた。
「柔らさも必要だな」
「その二つが一緒にあるとな」
 それで、というのだ。
「余計にいいな」
「そういうものだな」
「どうやら御前高校を卒業して実際にプロレスラーになってもな」
 彼の望み通りだ、そうなれてもだというのだ。
「相当に強くなれそうだな」
「そうなる様に頑張るさ」
 これが定義の返事だった、笑顔でのそれだった。
「実際にな」
「ああ、そうしろよ」 
 友人もその彼に笑顔で返す、そして実際にだった。
 定義は高校を卒業してからあるプロレス団体に入った、、そして実際にスター選手になった。そのプロレスは剛だけでなく柔も併せ持っている彼独特の素晴らしいものだった。


柔よく剛を   完


                    2014・8・29
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