第二章
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「考えてみろよ」
「ああ、わかったよ」
定義は彼の言葉に頷いた、そしてだった。
他流試合についても考える様になった、その中で。
彼は顧問の先生にだ、こう言った。
「ちょっと他の部か道場に行って」
「試合をしたいんだな」
「そう思ってます」
こう先生に言うのだった。
「どうでしょうか」
「いいな」
これが先生の返事だった。
「他の格闘技と手合わせすることもな」
「いい勉強ですね」
「ああ、だからな」
それでだというのだ。
「是非やってこい」
「わかりました」
こうしてだった、先生の許可も得てだった。
定義はプロレス以外のジャンルの格闘技との手合わせをはじめた。ボクシングにマーシャルアーツに中国拳法に空手、シューティングに骨法とだ。
あらゆる格闘技と手合わせをした、そうしていって。
彼は部活でだ、友人達にトレーニンすをしつつ話した。
「本当に格闘技は色々で」
「それでか」
「ああ、いい勉強になってな」
そしてだというのだ。
「技のいい勉強にもなるよ」
「プロレスは総合格闘技だからな」
ショーであると共にだ、友人の一人が言う。
「色々勉強してな」
「技も取り入れてな」
「そうして強くなることもな」
「大事だからな」
それでだと話す定義だった。
「だからはじめてよかったよ」
「そうか、それは何よりだな」
「ただな」
「ただ?」
「まだ手合わせしていない格闘技もあってな」
そしてその格闘技はというと。
「合気道とかな」
「合気道か」
「あれは自分達からは仕掛けないからな」
このことを話すのだった。
「ちょっと特別だな」
「あれはな」
その部員も言う、合気道について。
「他の格闘技と違ってな」
「手合わせしてみようかどうかな」
迷っているというのだ。
「どうだろうな」
「してみてもいいだろ」
これが部員の言葉だった。
「別にな」
「こっちから仕掛けなくてもか」
「返し技だってあるだろ」
相手が仕掛けた技を、というのだ。
「だからな」
「それでか」
「ああ、合気道もな」
それもだというのだ。
「いいだろ」
「そういうものか」
「それでどうだろ」
「どうかと思うがな」
それでもだった、定義にしてもそれもいいという考えが入った、彼の話を聞いて。それで彼に対してこう答えた。
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