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実父
第一章
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った、この上なくまさに剣をその心に置いた顔で。
「それならばわしもじゃ」
「最後の最後まで戦われ」
「そうして」
「大友に殉じよう、武士としてな」
「はい、それでは」
「我等もまた」
 家臣達も宗茂と共に戦うことを選んだ、そうして。
 彼等は実際にだ、島津の降れとの勧めを退けてだ、立花城に篭もりだった。懸命に戦いそうしてだった。
 彼の軍略、武士としての生き様を見せた。そしてだった。
 豊臣秀吉の援軍が来て生きながらえられた、島津の軍勢も秀吉の大軍を一度は退けられたがそれでもだった。
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