第一章
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それに俺もな」
「サントドミンゴが好きだったな、そういえば」
「それにあの街の人達もな」
ヘミングウェイと同じく、というのだ。
「好きだからな」
「だからか」
「ああ、俺も行かせてもらうぜ」
こう名乗り出るのだった。
「それでいいな」
「そう言うと思ってたさ」
これが兄の返事だった。
「じゃあ一緒に行くか」
「真相の究明、それに」
「ああ、俺達はアメリカ人だ」
だからこそとだ、笑って言うヘミングウェイだった。
「吸血鬼でも何でも悪い奴を見付けたらな」
「人を困らせる様な奴はな」
見付ければその時はというのだ。
「倒す」
「そうする、いいな」
「ああ、やってやろうぜ」
兄弟でモヒートを飲み猫達に囲まれつつ笑って話す二人だった、そうして。
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