第六章
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の笑顔で蒼弥に言うのだ。
「果てしない、これからもな」
「歩んでいきます」
「そうしてくれればよい、わしも同じじゃ」
「お義父さんもですか」
「住職を退いても僧侶じゃ」
このことは変わらないからというのだ。
「これからもな」
「歩まれていきますか」
「わしとしてな」
「では僕も僕として」
微笑んでだ、蒼弥はその宗吾に応えた。
「歩んでいきます、これからも」
「そうしてくれれば何よりじゃ」
宗吾はこう言って蒼弥を励ますのだった。そのうえで家族で彼が住職になったことを祝う。その場で雅は夫に言った。
「これからもあなたとしてね」
「修行をしていって」
「いい僧侶になってね」
「わかったよ、それじゃあね」
「ずっと一緒にいるから」
妻として言うのだった、そうして夫と共に喜ぶのだった。
義父 完
2014・8・27
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