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片方ずつ
第二章
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は続く。そうしてだった。エリーはまたリチャードに対して言うのだった。
「専門家じゃないけれどね」
「何だ?」
「試合の後はちゃんとケアとかしておいて」
 それを言うのだった。
「リチャードって変化球投げること多いじゃない」
「まあな」 
 彼はどちらかというと技巧派だった。スライダーとシュートを軸にしてそこにチェンジアップやカーブを投げる。他にもナックルやシンカーも投げるのだった。

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