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【DQX】ゲーム内容全把握のニートが転生時に死なない為の心得。
心得〜レヌール城編〜
3,年上のお姉さんを敬いましょう。
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前回のあらすじ。
「やれば出来る」と「やらなきゃ出来ない」は違う言葉だ、以上。
「でも、僕がいたら足手まといになっちゃうんじゃない……?」
「大丈夫だ、洞窟を一人で探索できるほどに強くなったのならそんなことにはなるまい!」
ただ今、アルカパに行きたくない俺氏と連れて行きたい父さんが口論を繰り広げております。
いや、正確にはベビーパンサーをもらいたくない俺氏。
ベビーパンサーが俺の下に来たが最後、幸せもつかの間、主人と引き離され、遠い土地で「化け物」と10年間も蔑まれ続けるのだ。
可哀想だ、あまりにも可哀想すぎる。俺だったら「欝だ死のう」即決だ。
ちなみに俺の「死のう」は「誰か構ってください」と同意義なので、本当に死んだりはしない。
彼女を襲う勇気もない俺にそんな勇気がある訳ない。
「あ、あの。リュカは私たちのために頑張ってくれたので、これ以上無理させるのは……」
それはそれとして、ビアンカが異常にいい子だ。
俺の中のビアンカ像が崩れて速攻で超立派なビアンカ銅像が再建されたレベルでいい子だ。
少々人見知りだが慣れれば明るく、空気が読める。しかも可愛い。
見事なまでに俺のタイプだが、俺には心に決めた女性が居るのだ。
くそう、俺だって心は思春期の男子だ、前世に戻って彼女といちゃいちゃしたい。
というかなんで死んだんだよ俺、周りに注意しろって散々言われてただろバカか。
「そんなに遠慮するな、ビアンカちゃん!こいつも照れているだけで、本当は一緒に行きたいはずだ!」
根本!根本から間違ってるよ父さん!!
「そ、そう……で、す、かね?」
めっちゃ顔色伺われてんだけど俺!
何かすっげえ謎の申し訳なさを感じるんだけど!!
「ごめんねリュカ、わざわざ着いてこさせちゃって」
「ううん、お姉ちゃんは悪くないし、楽しいよ!」
はい、結局アルカパに来た俺氏、ビアンカと共にアルカパ観光中です。
右手に見えますのは浮き島(?)、上では何やらクソガキ共が猫(?)をいじめています。
助けたいのはやまやまですが、ここで助けるとあの猫はこんなのは足元にも及ばない苦しみを味わうことになります。心を鬼にして突き放しましょう。
なお、言葉を濁さずクソガキと言ったのは、俺が動物好きだからです。動物をいじめる子供は例に漏れずクソガキです。
「ところでリュカ。もしも猫を飼うとしたら、なんて名前がいい?」
ビアンカ、絶対あのベビーパンサー見えてるだろ。
言っていいぞ、「猫を助けたい」って言っていいぞ。
ただしお前が飼うとき限定な。
「んー……チロル、とか?」
俺が小学生時代にやった一週目のベビーパンサーの名前であり、飼っていた猫の名前だ。勿論DQXに洗脳されたからだ。さすがゲ
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