黒雷と欠片と絶望神
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ってたって事かな」
……反逆の欠片って何なんだろう。
と、思っていると、アーチャーが言う。
「これで欠片は揃ったな。後はピースとなるダークがこちら側に来れば……」
「しかし、ダークは空間に捕らえられてる。どうしろと?」
「それもあるな……誰か、空間を壊せないか?」
アーチャーが言うが、シーンとなる。当然だ、空間を自在に壊せるなど、別世界の人間か、或いはダークのみだ。ミヤビも空間は壊せなくなってるみたいだし。
「……そうか」
アーチャーが溜め息を付いた途端、巨大な揺れが起こった。
「何だ!?」
「この威力……まさか!!」
アーチャーが窓から飛び降り、続いて俺達が降りると、そこにいつぞやの白黒人間が居た。
「ウロヴォロス!!」
「ご機嫌如何かな、ダークネスウイングの配下よ」
『配下も違う!!』
「聞いてくれたまえ。たった今、消滅の手筈は整ったよ」
だから……ってん?
「消滅の手筈は整ったよ……だと!?」
すると、ウロヴォロスは悪役がしそうな笑みを浮かべる。
「ああ。ダークネスウイングの能力を最大限に引き出すこの<時空消滅>を使えば、この空間は愚か、周りの空間を喰らい尽くす……!こんな滑稽な物はそうそう無いよ!!アハハハハハハハッ!!」
「<時空消滅>……もう完成させていたか、思ったより速いな………っ!」
アーチャーが舌打ちをする。
「だが、その前に壊せば問題など無い!!<カラドボルグ>!!」
弓から放たれた矢は、一直線に装置を狙い……次の瞬間消滅した。
「何っ!?」
「クックックッ……これの他に、もう一つ作ったのさ、ダークネスウイングの記憶からねぇ……!」
そして、消えた所から亀裂が入り、誰かが出てきた。
「嘘……」
その瞬間、俺はドライバーを落とした。
「おいおい……洒落んなってねぇよ!!」
ライトが隣で汗を出して言う。
「紹介するよ、ダークネスウイングの記憶から蘇りし悪夢、<反逆悪魔>、ダークライトさ」
『グルル……グルォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
暗黒の翼、暗黒の鎧、血濡れた太刀と剣、そして、悪に染まったバイザー。
嘗て、ダークと俺がSAOの中で人々を残虐な方法で殺し、また、その当時会って間もない仲間をその剣の錆びにした。
<反逆悪魔>、ダークライト。またの名を。
<血濡劍>、デスト。遠い遠い彼方、ダーク達と共に封印した
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