第六章 正義の在り処編
第百九十九話 『大混戦』
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「ふっ!」
ネロの必殺技が放たれるがセイバーは刀を一振りしてそこから発生する雷の刃がネロの大剣へと直撃して、ネロは「ぐぅぅっ!?」と言いながらも後方へと吹き飛ばされていく。
「好きなようにはさせません! 聖王……鉄槌砲!!」
「温い……!」
オリヴィエが聖王鉄槌砲を放つがセイバーは刀を振るってその砲撃を真っ二つに切り裂いてしまった。
その圧倒的な力に三人は一度一か所に合流してセイバーと視線を合わせながらも相談をする。
「やっぱり、セイバー……タケミカヅチのクラスカードの恩恵を受けているからすさまじいわね」
「うむ。確かに強いし早い。さすが剣神だな……余では相手にならないかもしれないな」
「はい。確かにセイバーにふさわしい力量を備えています。あれは本当にただのホムンクルスなのですか?」
三人はそれぞれセイバーに対して評価していた。
それぞれが思うところがあるがそれでも三人ともセイバーの実力を認めていた。
だが攻めてこないのを好機と感じたのだろう、
「………来ないのならば、こちらから決めるぞ?」
そう言ってセイバーは刀を振り上げる。
次の瞬間には刀に雷のエネルギーが集中していく。
この現象は、
「まさか、宝具を解放する気か! 奏者よ! どうするか!?」
「そうか。なら宝具には宝具………アルトリア、行くわよ?」
『はい、シホ!』
それでシホもエクスカリバーを上段に構えて光の魔力を集めていく。
ネロとオリヴィエは宝具の打ち合いになると悟り、すぐにシホの後方へと下がる。
そして、
「―――約束された………!」
「―――布都御………!」
二人の宝具が解放されようとしたその時だった。
「ぐぁあああああーーーーーッ!!」
ジグルドの苦しみが込められている叫び声が聞こえてきたのは……。
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