暁 〜小説投稿サイト〜
ひねくれヒーロー
風船唐綿をあげよう
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
配下の意表をつけるかも・・・

・・・大蛇丸と戦ったっていう噂、どうせ暴走したんだろうけどよ・・・


「ダメだ!!」


「な、なんでっすか・・・そりゃ、あいつが体弱いのは知ってますけど・・・」


「火影でもなんでもない、ただの医療忍者として言わせてもらう
 ・・・ねたみコンは木の葉で療養させる
 なんとしてもだ!」


バン!と力強く机をたたきつけて五代目は声を荒げた

・・・知らない間に体調を崩してたのか・・・?


納得いかないが、そう己をなだめてみる

代わりとでも言いたげに推薦された下忍??ナルトの家へと向かう


・・・、腑に落ちねえな・・・










◆◇◆ツナデ◆◇◆






新人中忍のシカマルを見送り、応接室に向かう

事務の引き継ぎを手伝ってくれていた三代目がコンを見ていてくださった

・・・執務室に来るように言わなくて良かった

サスケ奪還任務に参加させてしまっては、与えた休暇の意味がない


三代目とコンは爺孫さながらに、茶を飲みながら近況を語り合っていた


・・・あぁ、やっぱりこの子に忍なんて合わない


「あ、五代目さま
 ・・・どうしたんですか、そんな顔して」


「いや・・・次に診るロック・リーの手術が・・・ちょっとね」


「・・・大丈夫ですよ
 夢のためなら、死ねる人だから」


・・・お前もそうなのか

そう、問いかけてみたかった

だけど、答えはもうすでに分かっている

ナルトが言った言葉を私は憶えている


??コンは、忍を諦めない
  だってそれがコンの夢だから??


コンも、リーも、諦めない、夢のために死ねる人間

そう思うと、不安になると同時に何故だか誇らしく感じる


「・・・さ、軽く診察しようか」

「はーい
 ・・・どう?湯隠れのときよりずっと丈夫になってるでしょ?」


取り寄せておいた過去のカルテを見ながら診察する

三代目がアカデミー時代の健康診断書、実技授業における注意点、問題点をまとめたレポートを渡してくれる

・・・ふむ、確かに体力がついているか・・・

しかし泊まり込みの任務後は必ず入院している

木の葉へ移住した直後に比べれば、目に見えて入院日数は短くなっている

一週間必要だったものが最短一日入院・・・

・・・入院回数は変わってない・・・?


あとこのアカデミーのレポート・・・


「三代目、これ通信簿・・・」


「わかりやすかろうて・・・イルカがまとめておるしのぅ」


イルカ・・・あぁ、あの受付の・・・あれ?受付が教師?

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ