暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0846話
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抜け出した小型種をAIならではの緻密さで見つけ出しては、サークル・レーザーや、あるいは噛みつき、角といった攻撃方法で倒していく。
 そして、BETAの進路上にいるシャドウはグラビティキャノンの一斉射撃で数百匹、あるいは数千匹のBETAを纏めて消滅させる。
 数が多いのは、やっぱり残っているBETAの殆どが小型種だからだな。
 しかも、BETAの群れへと攻撃を仕掛けるのは左右からメギロートが、背後からイルメヤが……そして、上空からはシャドウミラーが誇る精鋭中の精鋭でもある幹部の機体がビームや弾丸、重力波砲、ミサイルといったものを次から次に叩き込む。
 勿論それらの機体だけでは無い。シロガネからもホーミングミサイルや連装副砲、連装衝撃砲、多重連装ビーム砲が次々に放たれ、BETAを文字通りの意味で木っ端微塵にしていく。シロガネの特徴でもあるグラビティ・バスターを使っていないのは、この状況で使えば味方にも被害が出るからだろう。
 そして攻撃をしているのはニヴルヘイムも同様だ。今まではただじっと空中に浮かんでいた高さ5kmの機動要塞が、ゆっくりと動きながらも地上に存在しているBETAへと向かって重力子ビーム砲とG・インパクトキャノンを味方に当たらないように発射していく。
 そんな、まさにBETAにとってはこの世の地獄と思われる殲滅戦が続く事、約1時間。包囲網の中で最後に生き残っていた戦車級を俺の放ったT.T.キャノンのビーム砲が貫き、恐らくこのマブラヴ世界で初めてだろうBETAに対するこれ以上無い程の完全勝利でアラビア半島防衛戦は終わるのだった。





 尚、シャドウミラーが初めて参加したこの戦いは、以後アラビア半島の奇跡としてマブラヴ世界の中で語り継がれる事になる。
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