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英雄は誰がために立つ
第1章 旧校舎のディアボロス〜停止教室のヴァンパイア
Life1 異世界にて
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スを含めて3人になり、兵藤一誠もずた襤褸状態になっていた。
 そんな自分のために此処までしてくれた一誠の姿を見て、遂にリアスがリザインしようとした処でそれは起きた。

 『―――――リアス様のチーム、ゲストが投入されました』
 「え!?」

 ゲスト
 それは今回のレーティングゲームが、リアス勢にあまりにも不利であるという理由から魔王の一角でありリアスの実兄であるサーゼクス・ルシファーからの紹介で呼ばれた、赤い外套に赤いフードに身を包んだ謎の人物だった。

 サーゼクスからの紹介と言う事で、それはさすがにと危険視したライザーではあったが、紹介した彼自身がその人物の実力の程を全く知らないと言う理由から、一応許可された(それでも一応、贔屓する為に嘘をついてるかの真偽の確認と言う事で、ある悪魔の技術の一端で調べた)。

 そのゲストが漸く表れたのだった。ライザーの50メートル先で。

 「お前さんがサーゼクス・ルシファー様の呼んだ、ゲストって奴か。こんな場面で投入されて、さぞ辛かろうよ。素直に同情するぜ。といっても、俺も鬼じゃない。リアス、さっさとリザインを再開しろよ。こんな何所のどいつかも判らない奴まで巻き込んだ上で、更に全滅なんて屈辱の極みだろ?」
 「クッ!」

 悔しいが事実だった故、リアスは再度リザインしようとしたがそこで・・。

 『フェニックス家三男殿、提案がある』
 「あ?」
 「え?」

 そこで、現れてから無言を通していた謎の人物が初めて口を開いた。といっても機械で音声を変えているのか、くぐもった声音であったが。

 「なんだぁ?提案って?」
 『・・・・・・降伏してくれないか?サーゼクス・ルシファー閣下から頼まれた事とはいえ、乗り気じゃない。何より――――弱い者虐めは趣味じゃない』
 「はぁ?何をほざくかと思えば、このライザー・フェニックス様に随分な態度じゃねぇかぁあ!!」

 ライザーはそのまま掌に、巨大な火炎球を創り出し謎の人物に向かって投げた――――いや、投げようとしたライザーが吹っ飛んだ。

 「がっ!!?ぐぅぁあああああああ――――――!!!?」

 何故ライザーが吹っ飛んだかと言うと、火炎球を投げようとした所で謎の人物がどこからともなく、両手の指の間に特殊な形状をした柄のある剣を8本瞬く間に出現させた瞬間に、弓なりの体勢のままライザーに投擲して見事すべて命中させたからに他ならない。
 しかも、彼はフェニックス――――不死鳥の悪魔の一族故、普通の攻撃では受けてもすぐに回復するであるはずなのに回復せず、鮮血をまき散らす結果となった。

 「くそがぁああ!!一体何ぃ!?ぐふぅ!!?」

 何とか着地しつつライザーは体勢を整えようとした処で、眼前に突如としてかの人物
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