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仮面ライダーディケイド 〜覇者の帝具〜
不完全な能力
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と言うのか!?」

突然叫び出したエンペラーに
ディケイド達は戸惑っていた

「そんな…嘘だ
そんな事はあり得ない…」

彼は気づいていなかったのだ
これまでは時を止めても目的を終えると
すぐに時を動かしていたため、9秒も
能力を使っていなかったのだ

「そんな馬鹿な…
伝承には永遠に止める事も可能だと…」

「どうしたのか知らねえが
どうやらずっと時を止めていられるわけじゃねえみたいだな」

「黙れ!そ、それでも構わん!
それでもお前達は私には勝てん!」

「それはどうかな…」

ディケイドは一枚のカードと
ケータッチを取り出した








闇の穴から
彼ーーーアポロガイストは
戦いの様子を眺めていた

「やはり、少しでもあの程度の狂気に
影響を受けるやつに
あの帝具の能力は完全に引き出せなかったか…」

彼は別の穴を開き、そこから
城の一室へと出た

「そろそろ仕掛けの準備をしておくか…」


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