第十話 一戸大尉!日舞は日本起源!その六
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ジャスティスカイザーの敗北を見守るスレ【とっとと負けろ】
【朗報確定】一戸大尉大勝利!!
正義が勝つ時が来た!!
一戸大尉おめでとうございます!!
ざま見ろジャスティスカイザー!!
誰もがそこに次々と書き込んでいく、一戸の勝利とジャスティスカイザーの敗北を確実視していた。しかし。
尚智と尚武は不機嫌そのものの顔でそのスレッド達を見つつだ、自宅で話していた。
「何だよこのスレ」
「何処のスレもひでえな」
「日帝衆の応援ばかりしてな」
「そしてな」
「俺達の悪口ばかりじゃねえか」
「ふざけるな」
パソコンのモニターの画面を観つつ話していく。
「ったくよ」
「俺達が何したってんだ」
「俺達の何処が悪いんだよ」
「日本の為に戦ってるじゃねえか」
「それの何処が悪いんだ」
「俺達は正義の味方なんだぞ」
あくまで自称である。
「その俺達の悪口書くなんてな」
「こいつ等何もわかってねえな」
こう話してだ、そしてだった。
尚武がだ、こう尚智に言った。
「俺達で違うって書くか?」
「ああ、名無しで印象操作か」
「自作自演でな」
そうしてはどうかというのだ。
「どうだよ、これ」
「いや、それはな」
どうかというのだった、このことはだ。尚智は深くただし邪悪に考える顔になってそのうえで弟に対して言った。
「どうかっていうとな」
「違うっていうのか」
「ああ、それこそ携帯だの串使って工作してもな」
そうしてもというのだ、某巨大掲示板において古くより使われる自作自演の工作の方法を使ってもというのだ。
「これは無理だ」
「相手が多いか」
「しかもスレッドの数が多い」
このことも踏まえて言う尚智だった。
「だからな」
「それでか」
「それはしない方がいいだろう」
決して、というのだ。
「まだな」
「そうか」
「ああ、こんなの放っておいてもいいさ」
普通にというのだ。
「別にな」
「ただ悪口書いてるだけか」
「個人情報も特定されてないだろ」
このこともだ、尚智は指摘した。
「だったらな」
「放置してもいいか」
「確かに頭にくるけれどな」
今は、というのだ。
「放っておこうな」
「下手に書き込むよりもな」
「そうしておこうぜ、それよりもな」
「それよりも?」
「今度誰の写真集買う?」
尚智はこちらに関心を移していた、それで尚武にも言うのだ。
「次は」
「それか」
「誰がいいだろうな」
「そうだな、最近いいって感じたのはな」
特に身体のある部分がだ。
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