第二章
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「今回もそれに決まってるけれどね」
「斜め上なの」
「だからわからないの」
「あいつが何をするかは」
彼女達はその顰めさせた顔のまま話す。
「それこそ爆弾が歩いているようなものじゃない」
「何したっておかしくないわよ」
「何したって。そうよね」
これは麻美が最もよくわかっていることだった。
「端午の節句じゃいきなり家に鎧兜で来たし」
「それはわかるわ」
「とりあえずね」
女の子達もこの奇行はわかるとした。
「そうしたお人形出すからね」
「雛祭りと対比で」
「しかも馬に乗って来たし」
この辺りが弘樹の弘樹たる由縁であった。
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