暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
84話:出張任務の裏側
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ていたからだろうか。
「ま、フラれたとはいえ、あいつがしょうもないぐらい好きなのは変わんなかったわ」
「うん、それは私も同じかな。なんか四年経って士君、一段とカッコよくなってるし」
そっちの方の話はどうなの? なんてすずかが三人に聞くが、頭が上手く回らない三人では即座に答える事は出来なかった。
そもそも、管理局内での士の噂は絶えないが、そう言った感じの噂はかなり少なかった。
仮面をつけた正体不明の男。噂上はそうなっているからか、ディケイドに対する色恋沙汰は浮かび上がることがなかった。まぁ正体不明な人間と恋人になろうとする物好きな人は誰もいないという事だ。
「って事は、彼女いないんだ〜…」
「「「えっ…」」」
とそう言って、挑戦的な目線を三人に向けるアリサ。それを聞いた三人は顔を真っ赤に染めて、急にアタフタし始めた。
「い、いや…でも…!」
「でもじゃないでしょ? 別に誰かとも付き合ってないのは事実なんだから」
「えぇっと…!」
「フフフ…」
「すずかも笑ってないで何か言ってよ…!」
「なになに? 何の話してるの?」
「何やら盛り上がってるけど?」
「皆顔真っ赤だよ〜?」
すると五人の騒ぎを聞きつけたのか、エイミィと美由希、それにアルフもやってきた。
その所為か、三人はさらに顔を真っ赤にした。色々弁明の言葉を並べるが、それすらも弄りの対象となってしまい、さらに三人は焦りの泥沼に飲み込まれていく。
(―――これもうダメだ、何とかして抜け出さなきゃ…)
そう察したフェイトは、この集団の隙を見て離脱を実行した。顔の火照りを考え、露天風呂の方へと向かった。
しかしその考えの所為で、士と鉢合わせしてしまうなんて、この時のフェイトには知る由もなかった。
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