暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
84話:出張任務の裏側
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れるはやて。それを見たなのはとフェイトは、あまりいい顔とは言えない表情をしていた。
 それに気づいたアリサは、急にはやての首に腕を回した。


「何よ二人共、そんな顔しちゃって。はやてに妬いてるの?」
「え!? あ、いや…」
「そんなことは……。そ、そう言うアリサはどうなの?」


 妬いたのか、なんて質問をされ流石に慌てる二人。そんな中反撃とばかりに、フェイトはそう言い返す。


「私? そりゃあ勿論羨ましいとは思うわよ?」
「え…?」


 しかしアリサはあっさりとした感じでそれを認め、フェイトは驚く。横で聞いていたなのはもフェイトと同じように驚き、近くにいるすずかに視線を移す。
 なのはと目が合ったすずかは、いつも以上に柔らかい表情ではにかんだ。


「アリサちゃん、なんかあっさりし過ぎやないか?」
「そうかしら? だったら、あの事があったからかな?」


 あの事? と疑問符を頭の上に浮かべる三人。隣にいるすずかだけは「あ〜」と、納得した様子で頷いていた。


「アリサちゃん、『あの事』って?」
「ん〜? 教えな〜い」
「アリサちゃ〜ん? ここはお風呂なんやで? 隠し事は―――なしや〜!」
「ひゃぁぁぁ!? ちょ、はやて! 急に胸揉まないでよ!」


 いいではないか、いいではないか〜。と目を星のように輝かせて、アリサの背後からその豊かな胸を揉み下し始めた。流石おっぱい魔人、その動きは『エースオブエース』と言われるなのはや、『金色の閃光』と呼ばれるフェイトでさえ見えなかった。


「はやてちゃんは相変わらずだね」
「す、すずか? アリサの言う『あの事』って、知ってる?」
「うん、知ってるよ」


 そう返事を返したすずかに、なのはとフェイトが「私、気になりますっ」って顔を向けた。
 すずかはその表情に物怖じしてしまい、取りあえず二人を手で制するような仕草をした。


「じ、実はね―――私とアリサちゃん、士君に告白したんだ」
「「「はぁっ!?」」」


 告白、という言葉に驚き、三人は声を上げる。アリサの胸を揉んでいたはやても、思わず手を止めてアリサを見た。
 息を上げているアリサは、はやてと目が合うと少し目線を逸らして口を尖らせた。


「あんた達三人が仕事で学校にいない間にね。三人には悪いとは思ったけど…」


 唖然としたまま動かない三人。アリサは口を尖らせたまま、すずかは少し困った様子で口を閉じてしまった。


「え〜っと……それで、士君はなんて…?」
「三人を出し抜いた結果、私もすずかもフラれちゃったわ」
「そ、そうなんだ…」


 アリサに軽く説明されても、三人は上手く頭が回らなかった。それは少し長い間、湯に浸かっ
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