YES!ウサギが呼びました!
第十二話 「ペルセウスの襲撃」
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
押し寄せてきた。
「いたぞ!吸血鬼は石化させ」
「何!? 石になってない!?」
「あの女が庇ったようだ、どうする!?」
「邪魔するならノーネームも切り捨て、吸血鬼を回収しろ!!」
その言葉を聞いた十六夜と飛鳥は不機嫌そうに前に出た。
「おいおい生まれて初めておまけに扱われたぜ」
「そうね 喜ぶべきか叩き潰すべきか 黒ウサギとジン君はどちらがいいと思う?」
「と とりあえず本拠へ・・・・・・」
「交渉相手は箱庭外とはいえ一国規模のコミュニティ もし奪われでもしたら・・・・・・」
「箱庭の外ですって!?と言う事は『ペルセウス』がヴァンパイア族に対して、その様な事を平然と行おうと言うのですか!?」
「我らの首領が決めた交渉、部外者は黙っていろ」
「こ この・・・・・・!!これだけ無遠慮に無礼を働いておきながら非礼をわびる一言もないのですか!?それでよく双女神の旗を掲げていられるものですね!!」
「ふん こんな下層に本拠を構えるコミュニティに礼を尽くしてはそれこそ我らの旗に傷が付くわ、身の程をしれ『名無し』風ぜッ・・・・・・!?!?」
ギィシ
その瞬間、空気か軋んだ・・・・・・あまりの暴言に黒ウサギの堪忍袋も限界だった・・・・・・だがそれ以上に怒りが爆発している者がいた。
暁古城である。
彼は娘を攻撃して石像にし、あまつさえ血族でわないとは言え同族のレティシアに対する扱いに怒りを覚えたのである。
「てめぇら、ウチの娘に何しやがる!!」
故に爆発した怒りの魔力は容赦なく騎士達に浴びせられた、その膨大な魔力にパニックを起こした騎士達が古城に次々と襲いかかってきた。
「あ、あの男を撃ち殺せ!!!」
「させません!!」
次々に降ってくる矢を雪菜が雪霞狼で打ち落としていく。
「そっちがその気なら相手になってやるぜ!疾く在れ(きやがれ)!!九番目の眷獣、双角の深緋(アルナスル・ミニウム)!!」
「ヒィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!」
古城の腕から出た鮮血が閃光とともに巨大な獣の姿へと形を成した。緋色の双角獣の眷獣が顕現しその衝撃で降ってくる矢の尽くを吹き飛ばす。
陽炎のようなその姿の緋色の双角獣の肉体は凄まじい振動の塊であり、頭部に突き出した二本の角が音叉のように共鳴して凶悪な高周波振動を撒き散らす、かなり傍迷惑な存在なのである。
「な、なんだアレは!?」
一方の騎士達は古城の眷獣に更なるパニックになる・・・・・・それもその筈、元来の箱庭では古城の眷獣の様な絶大な力を持つモノは星の主権を所持していて星霊・神霊や召喚し従えるくらいしかなく、そんな上
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ