第1章 夢への第1歩
第3話 激闘!入部試験! 中編
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(ふうじんりゅう)の復活》の効果でリリースし墓地に送られた《九蛇孔雀》の効果を発動!デッキか墓地から、レベル4以下の風属性モンスター1体を手札に加える事ができる!俺はこの効果で、墓地から《ハンター・アウル》を手札に加えます!」
「でも、いくら手札に加えても、このターンは召喚権を使っちゃってるから……」
「違うよ亜璃沙。遊雅のフィールドには、あれがある!」
「えっ?……あっ!」
亜璃沙がすっかりその存在を忘れていたカード。それが、遊雅の勝利を切り開くためのキーカードとなった。
「更に、今手札に加えた《ハンター・アウル》を、《鳥兵令》の効果で特殊召喚!」
「なにっ!?手札に加えるのは、デッキからじゃなくてもいいのか!?」
「その通りですよ!」
鋭い鎌を持ち胸当てを装備した、手足が異様に発達した鳥のような姿のモンスターが、《フレスヴェルク・ドラゴン》の背中に乗るようにして現れた。
フィールド上の風属性モンスターは2体。《ハンター・アウル》の攻撃力は2000ポイントとなる。
《ハンター・アウル》
ATK/1000→ATK/2000
「《フレスヴェルク・ドラゴン》は《風神竜の復活》の効果で攻撃力3000になり、2回攻撃ができる……これなら!」
「さぁ、行きますよ先輩!俺は、《フレスヴェルク・ドラゴン》と《ハンター・アウル》で攻撃!!」
《ハンター・アウル》を背中に乗せたままの《フレスヴェルク・ドラゴン》が、2体の戦士族モンスターに向かって突進する。
《切り込み隊長》と《コマンド・ナイト》は自らの剣で必死に防ごうとするが、風神の加護を受けた竜を受け止めるにはかなわず、そのまま吹き飛ばされて消滅してしまう。
そして、2体の盾を失ってしまった竜兵に向かって、《フレスヴェルク・ドラゴン》の背中から飛び降りた《ハンター・アウル》が鎌を振り下ろした。
「ぐわぁっ!!」
鬼島 竜兵
LP/4000→LP/0
最後にもう一度咆哮した《フレスヴェルク・ドラゴン》は、《ハンター・アウル》と共に光になって遊雅のデッキへ戻って行った。
張り詰めていた緊張を解くために一息ついた遊雅の元に、亜璃沙と秋弥が駆け寄って来る。
「やったね、遊雅!」
「もう、ひやひやさせないでよね!」
「ははは、悪い悪い」
そして更に3人の元に、竜兵、楠田、海堂の3人も歩み寄って来た。
「いやぁ、南雲君、実に見事な逆転劇だったよ!やはり俺の見る目は間違っていなかったようだ!」
「完敗だぜ、南雲。まさかあの状況をひっくり返されるとはな。なぁ、海堂。今の見てたろ?南雲は合格だよな?」
「そうッスね。ただ、他の2人に関し
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