第六章 正義の在り処編
第百九十八話 『圧倒的な力。抗うのはさらに異形の力』
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そのまま怪力で振り回されて潰され、キャスターの呪術が跡形もなく焼き払い、志貴の直死の魔眼の刃がすべてを切り裂き、アルクェイドの爪がことごとくを捻じり潰す。
………そう、すでにそれは戦いではなく蹂躙劇。
さらには、
「エクセリオンバスター!」
「トライデントスマッシャー!」
「いくでぇ! クラウソラス!」
「飛龍一閃!」
「シュワリベフリーゲン!」
なのは、フェイト、はやて、シグナム、ヴィータたちも魔法で砲撃を繰りだして各個撃破しているからすでに戦いと呼べるものではなかった。
フォワードたちやヴァイスはその圧倒的有利な戦いに進んで前に出ることもなくキリングドールは10分もかからずにすべてを狩りつくされてしまったのだ。
数の有利性はすでに失われてしまい人数の数は機動六課より少し多い程度のブリューナク隊も機動六課の圧倒的な力を前に気持ちを呑まれてしまいなかなか前に出れないでいた。
そしてランサーが破壊したキリングドールの顔部分にガシッ!と足を乗っけて、
「……さて、それじゃこれからどうするよ? まだ戦うか、大将さんよ……?」
そう、ジグルド達に告げる。
その様はまさに悪人のようだ、と見ているだけであったスバルは思ったという。
「確かに君たちの戦力は侮れないものがあるだろう……。しかし、ここまで来て諦めるわけにはいかないのだよ」
そう言ってジグルドはアスカロンを構える。
それで気持ちではすでに底まで来ていた他の魔導師たち……ティーダ、凰華、ロボ、セイラも負けるものかとそれぞれデバイスを構える。
「……ジグルド提督。もう無駄なあがきはやめて投降してください」
そこにはやてがそう言って投降を促す。
「まだだ! まだ私達はこんなところで終わらない!」
―――そう、こんなところで終わってもらっては困るよ、ジグルド提督………。
そんな時に敵味方全員に聞こえるように思念通話が響いてくる。
「この声は!? ヴォルフ・イェーガー!」
シホが叫ぶ。
そう、この声はあのヴォルフ・イェーガーの声だったのだ。
「ヴォルフ・イェーガー……? ということはモリアを通して私の計画にサーヴァントを貸し出してくれたのはお前なのか?」
《ふふふ……そうだ。今からセイバー、アーチャー、ランサー、アサシンの四体をお前に貸し出そう。うまく使ってくれよ? ライダーとバーサーカーを失った今、これでも私の貴重な戦力たちなのだからな》
「それは構わないがお前の目的は何だね?」
《なに、簡単なことだよ。あそこにいる機動六課セイバーズ隊隊長であるシホ・E・S・高町一等空尉殿を捕らえてほしいのだ。私から直接の用があるからな》
「なんだと……ッ!?」
『ッ!?』
そのヴォルフ・イェーガ
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