暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0845話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は明確な意味では生命体では無い筈だ。
 理由としては、倒しても撃墜数の数値が上がらない事にある。バジュラと戦った時でも撃墜数が上がったにも関わらず、だ。
 俺のステータスにある撃墜数は、敵の命を奪って初めてその数値が1上がる。つまり相手が乗っている機動兵器を撃破したとしても、パイロットが生きている限り撃墜数は変わらない。それを思えば、恐らくBETAという存在は生命体という扱いではないのだろう。
 そうなれば、当然生存本能のようなものがあるかどうかも疑問だ。

「恐らく反撃はするだろうが、死に物狂いといった風にはならない筈だ。……それに、もしこいつらが死に物狂いで反撃してきたとしても、俺達シャドウミラーを相手にどうこう出来る筈が無いだろ? 何より戦闘機対策として光線級を産み出したように、シャドウミラーの機体に対策されるのは避けたいからな。BETAは一匹もハイヴに帰すな」
『……分かったわ。すぐにエザリアに連絡する』
「頼んだ」

 正直に言えば、恐らくこのままシロガネと俺達だけでも時間を掛ければBETAを全て倒す事は可能だろう。だが、その時間というのが問題なのだ。時間を掛ければ掛けただけBETAが逃げ散る可能性が高くなる。
 それを思えば、やはりここはニヴルヘイムを呼び寄せて圧倒的な多数でBETAを包囲殲滅……そう、文字通りの意味で殲滅するのがベストな選択だろう。

「とにかく、お前達は邪魔なんだよ。ファントムッ!」

 コーネリア達の行動でニーズヘッグやシロガネに向かって飛んでくるレーザーが減ったのを感じつつ、全てのヒュドラが全48基のファントムを射出する。
 T-LINKシステムによる制御で自由自在にBETA達の間を動き回ってはビームを発射して戦車級を仕留め、あるいはビームサーベルを展開したままで動き回って一切の速度を緩めずに闘士級、兵士級を次々に駆逐していく。
 T.T.キャノンから放たれたビームは、こちらもまたT-LINKシステムによる俺のコントロールで要撃級を貫き、その背後にいる戦車級数匹を纏めて屠る。
 ファントムをコントロールしながらBETAの群れの中へと突っ込み、ヒュドラの先端に展開された18本のビームサーベルをT-LINKシステムでコントロールしながら、剣戟の嵐とでも表現出来そうな勢いで次々に切り捨てていく。
 要撃級が自慢の前腕でビームサーベルを防ごうとするも、ダイヤ以上の固さを持っていてもビームサーベルを受け止められる筈も無く、あっさりと前腕を切断されていった。

「これはついでだ、取っておけ!」

 テスラ・ドライブにより急上昇しつつ、腹部拡散ビーム砲を発射。要撃級、戦車級、闘士級、兵士級が入り交じって50匹以上のBETAが貫かれ、その骸を晒す。
 エナジーウィングを使えば更に広範囲の敵を撃
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ