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転生とらぶる
マブラヴ
0845話
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前もって聞いていた通りに攻撃力自体は弱いし、防御力も弱い。多少の素早さはあるが、基本的には固定砲台と考えてもいいだろう。私達は続いて重光線級の排除に移る』

 俺の質問に答えたのは、マリューではなく光線級の掃除をしていたコーネリア。
 この辺の指揮は慣れたものなのだろう。
 ムラタのトリニティゲインが振るう五大剣が重光線級を縦に真っ二つにし、イザークのヒュッケバインMk-Vが放ったグラビトンライフルの重力波砲が数匹の重光線級を纏めて飲み込んでいくのが見える。

『それとエザリアから連絡が来たわ。ニヴルヘイムの出撃準備が整ったそうよ。転移座標の指定を聞いてきているけど、どうする?』

 ヒュドラから放たれる18門のビーム砲。そこから放たれたビームの雨が、地上へと雨如く降り注がせて要撃級や戦車級、そして闘士級や兵士級を瞬く間に消滅させていく。
 向こうは殆どのシャドウミラー機のように空を飛んでいる機体へと向かっては攻撃手段を持たない為、一方的に攻撃され続けている。それでも数は全く減った様子が無いのはBETAの物量故だろう。
 勿論数が減ったように見えないのは俺の錯覚だ。こうしている間にも、1秒単位で数十、下手をすれば百を超えるBETAがニーズヘッグのビームや、シロガネの連装副砲、連装衝撃砲、多連装ビーム砲により死体を地上に晒しているのだから。
 そしてBETAは、戦場の奥にいる国連軍、アフリカ連合軍と中東連合軍には向かわず、最も数の多いBETAの群れの中衛に存在しているイルメヤへと攻撃を集中させている。
 高度な機械に対してBETAが引き寄せられるというのが理由だろう。この世界の戦術機とイルメヤではその技術レベルの開きには相当なものがあるから、この光景も無理はない。
 更に光線級がほぼ全滅、重光線級もコーネリア達に狩られていっている以上、空中にいる俺達に対する攻撃手段はほぼ皆無。
 ……そして、BETA達に対して更なる絶望を告げる報告がたった今、マリューからもたらされた。
 テスラ・ドライブで空中高くまで上がり、戦場の様子を一望する。
 国連軍、アフリカ連合軍、中東連合軍はニューヨークの国連本部からの指示でもあったのか、さっきのフレイヤに対するクレーム後は特に何をするでも無く後方で戦力を纏め上げている。
 メギロートが突撃級を押さえていた為にフレイヤの起爆した場所からかなりの距離があり、その結果被害はほぼ皆無らしい。
 恐らくは少しでもこちらの情報を欲しているのだろう。
 突撃級は全てがフレイヤとメガ・バスターキャノンによる一撃で消滅しており、ニーズヘッグのレーダーで探索する限り生き残りは1匹も存在していない。
 中衛にいる要撃級、戦車級、闘士級、兵士級の4種類に関しては未だに数え切れない程に存在している。ただし、中衛の中
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