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フェイト・イミテーション ~異世界に集う英雄たち〜
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「ハルケギニアのメイジはみな使い魔を持つ
使い魔は人に非ず
だが、何百人に一人は特別な使い魔を呼び出す
彼らは人であり人に非ず
人の身でありながら 人間以上の力をもつ
圧倒的なその力で 主の障害となるもの全てを薙ぎ払う
御身は如何なる者かと問うたとき 彼らは同じことを言う
曰く 彼らはこの世界の存在に非ず
「聖杯」なるものにより異界の地より招かれし英霊だと
「聖杯」とは何か、と問うた
聖杯とは万能の願望器なり
持ち主の如何なる望みも叶える存在
「英霊」とは何か、と問うた
英霊とは、即ち英雄の魂
生前、何らかの偉業を成し遂げ、今なおその名を語り継がれる存在
彼らは自らの真の名を明かさない
剣を携えるものは自らを"セイバー"と名乗った
弓を巧みに操るものは自らを"アーチャー"と名乗った
メイジ顔負けの魔術を使うものは自らを"キャスター"と名乗った
私が記録したもので彼らが名乗ったものは全部で七つ
曰く
剣士
(
セイバー
)
槍兵
(
ランサー
)
弓兵
(
アーチャー
)
騎馬兵
(
ライダー
)
狂戦士
(
バーサーカー
)
魔術師
(
キャスター
)
暗殺者
(
アサシン
)
七人のサーヴァントとそれを従えしマスターが現れたとき
「聖杯」巡っての殺し合い・・・
"聖杯戦争"が始まらん 」
『トリステイン古文書』より
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