暁 〜小説投稿サイト〜
ひねくれヒーロー
気高い夢を見ることだ
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待つ


・・・来た


「・・・シュロ・・・」


荷物を背負ったサスケ

・・・そうか、やっぱり里抜けか


「こんな深夜の外出は・・・お父さん怒っちゃうぜ?」


別に家族ゴッコでも良いじゃないか

本当の両親じゃなくても、温もりがあれば良いんじゃないか

少しだけ、期待していた時もある


「・・・お前も、サクラと同じで止めに来たか?」


「うんにゃ、復讐したけりゃしに行けよ
 ・・・別に止めたりしない」


ただ、オレが言いたいことは・・・


「里を抜けたら、”木の葉のうちは一族”は滅亡するぜ
 復讐だけに囚われて忘れちまったか?もう一つの夢を」


「それでも・・・オレは行く」


真っ直ぐ眼を見てそう言われたら、どうにもできないような気がした

サスケに向かって歩き出し、身構えた奴を無視して通り過ぎる


「ま、それならそれで良いんだけど・・・
 ただ、暁には気をつけろよ」


背中を押して、聞こえたか分からないぐらいの小さな声で呟いた

しばらく歩いて振り向くと、もうあいつはいなかった


「原作介入・・・したかったんじゃないの?」


木の後ろからイカリが出てきた

原作介入か

本当ならここらでしたかったんだけどな

でも


「・・・気持ちを知ったからには、人の意思を尊重するよ」


思い出すのは決意が込められた眼

もう二度と戻っては来ないだろう

ナルトがどう言っても駄目なぐらい、全てが終わるまで、あいつは帰ってこない


「物語のキャラだからって思い通りに行くわけじゃない
 ・・・やりたいことをやらせてやるのも良いだろ・・・」


見守るのも友情だと、言った奴がいる

ナルト達が止める友情なら、それならオレは見守る

そして、いつの日か・・・


「・・・帰る場所なら、オレ達が作ろう・・・」


あいつが帰りたいと思った時用に、作ろう


「そうか・・・なら、私達でやれることをしよう」


そうだな


ならまずは????書類から攻めるぞ





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思い出したようで思い出せていない狐っ子

独りじゃないことを気付かせる狐っ子
狐っ子2人の話と



正直木の葉の忍びとしてはダメダメな夫婦な話



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