気高い夢を見ることだ
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いったのに
一度だけ見せてくれた氷遁
忘れられないほど綺麗な術だったのに、忘れてしまった
オレは、お前たちのことを忘れ去っていたのか
???パラレル・・・ワールド?ほう、並行世界という意味か・・・???
???何?名前を・・・?・・・そうか、なら我はこれよりパルコと名乗ろう???
そう、か
そんな記憶も、あったんだな
知らず知らずのうちに涙があふれだす
「・・・ナルト、オレ、もしかしたら独りじゃなかったのかも・・・」
「え?」
「イルカ先生みたいな、奴らがいたみたいなんだ・・・
なんだか、記憶があやふやなんだけどな」
涙をぬぐい取り、笑いかけてみる
手を取り合って2人で布団に潜り込んだ
段々と、記憶が鮮明になっていく
しかしどうしても六歳の誕生日だけ思い出せない
ところどころ記憶が溢れてきているというのに、あの日だけ思い出せない
思い出そうとするとまどろみが襲う
ナルトが笑いながらオレの頬を抓った
「エロ仙人がいて、シュロやイカリがいて、シナイ先生がいるってば
オレにもイルカ先生やサクラちゃん、カカシ先生・・・ついでにサスケがいる
・・・オレ達、独りじゃなかったってばよ」
笑顔が眩しい
・・・そうか、サスケはついでか
「・・・ペインは?」
泣くぞあいつ
「ペインの兄ちゃんも!・・・なら再不斬も」
「・・・一気に大家族だな」
親の顔も知らないオレに、家族が出来る・・・いや、オレの親はシュロとイカリか・・・
「・・・シュロが、サスケを家族に誘ったってさ
きっと、末の弟だ」
ナルトが真ん中な
そういうと笑った
「ニシシッ
じゃあきっとアイツ、長男のコンの前じゃ大人しくなるってば」
・・・もうお前ら双子で良いんじゃないか
2人でケンカして、イカリが止めに来てくれて、シュロが煽って・・・
2人してオレに愚痴言いに来たり・・・な
「きっとマザコンだろうなぁ・・・」
手を堅く握りしめて・・・瞼を閉じる
この他愛ない会話が現実になればいいのに
今頃、サスケは里抜けを決心しているんだろうか
復讐なんて、どう声をかければいいのか
何をすればいいのか
分からない
でも、いつか帰れる場所になれたらいいな
◆◇◆シュロ◆◇◆
夜
人っ子ひとりいない暗い夜道
門の入り口で、奴が来るのを
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ