第二十三話 アリサとすずか
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「………………え?」
一方その頃。
フェイト、アリシア「「…………っ!!?」」
アルフ「フェイト?アリシア?どうしたんだい?」
ブイモン[ど、どうしたんだよ?そんな切羽詰まったような顔をして?]
アリシア「あ、うん…何て言うのかな…?」
フェイト「な、何か強力なライバルが出来たような……」
アルフ「ライバルって何がだい?」
フェイト、アリシア「「分からない…」」
ブイモン[何だよそれ?]
呆れたように姉妹を見遣るブイモンであった。
大輔「い、一緒にって…俺と?」
赤面しながらアリサに問い掛ける大輔だが、アリサは肯定の意味で頷いた。
アリサ「あんたと一緒に寝たいの…」
大輔「いや、だって俺…男だし……」
アリサ「駄目…?」
大輔「いや…駄目って訳じゃあ…」
アリサ「お願い…怖いの…一人でいると…思い出しちゃうから…」
大輔「あ…ごめん…。気がきかなくて…一緒に寝よう」
アリサが大輔のベッドに潜り込む。
大輔「(ごめんフェイト。これは浮気じゃない。断じて浮気じゃない!!これ断ったら完全に俺が悪い奴じゃないか!!)」
アリサが大輔にしがみつく。
女の子特有の甘い匂いがした。
大輔から見てもアリサはフェイトやアリシアと見劣りしないくらい可愛い女の子である。
そんな女の子に縋られて男である大輔が平然としていられるかと言われたら断じて否である。
大輔「(大丈夫だ。これは浮気じゃない!!落ち着け!!COOLだ!!もっとCOOLになれ俺!!頭を冷やせ!!)」
ガリガリと精神が削られていく中、しばらくすると寝息が聞こえた。
翌日の朝。
大輔は目を覚ますと、アリサの姿は無かった。
大輔はベッドから起き上がると部屋から出る。
鮫島「おはようございます大輔様」
大輔「え?あ…アリサは?」
鮫島「アリサお嬢様はご自分のお部屋にいらっしゃいます。」
大輔「そうですか。鮫島さん。俺はもう帰ります。アリサに泊めてくれてありがとうと言っておいて下さい。」
鮫島「畏まりました」
大輔は玄関に向かうと靴を履いて、庭に出る。
庭に出るとアリサの部屋の窓が開いた。
アリサ「大輔!!」
大輔「アリサ?」
アリサ「8月1日…私も一緒に行くわ!!だから…
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