第一章 護れなかった少年
第三十話 始まりと終わりは唐突に
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のかって?
叫びながら全力で走ってたからだよ。
......なんでLvが上がってるのかって?
ひたすら出てきたお化け(モンスター)を片っ端から殴り倒したからだよぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!もう嫌だぁぁぁぁぁああああああ!!
どうやら中のお化け役はアストラル系統のモンスターやゾンビ系のモンスターを弄って人を驚かすだけに納めていた物らしい。それをひたすら体術スキルを駆使して駆逐してきました。みんな? 多分ゆっくりとお化けも何も出ない道を歩いてくるんじゃない?
そして噂をすればなんとやら。みんなが団体で何か変な物を見つめる目で出てきた。
勿論僕が目一杯叱られたのは言うまでも無いだろう。
―☆―☆―☆―
「じゃ、じゃあ次はアレ乗ろーぜ!!」
『お、おー!!』
「おー......」
そう言ってケイが指さすのはジェットコースター。うむ。まぁ特別なアレはなさそうだしまぁ、いいか――
『途中で空中のモンスターに出くわすかも!? ただただ走るだけじゃ生温い!! 君たちに本当の命の恐怖を教えよう!! そこの君もLet's Tray!!』
「誰がトライするかぁぁぁぁあああああああ!!何余計なもん付け加えとんじゃぁぁぁぁぁぁああああ!!」
吼えました。
―☆―☆―☆―
「ゼェ......ゼェ......」
何でHPが赤くなってるんだって? それは空中のコウモリみたいなモンスターに集団で襲われたから。
何で体術の新しい技を覚えてるかって? 全部ひたすら殴り倒したからだよぉぉぉおおおおおおお!!
「今更ながらにどうなってるんだよこの遊園地!!」
「ん、パンフ視るか?」
そう叫ぶと横からハクが何かジュースを飲みながらパンフレットと思わしき紙を渡してくる。
そこにはただ一文、この遊園地のコンセプトらしき物が載っていた。
『攻略組の方々、毎日攻略攻略、レベル上げレベル上げじゃ辛いでしょう? たまには息抜きもしなきゃ。というわけで攻略組専用に作られたこの遊園地!! 楽しみながらちゃんと経験値も稼げる!! なんて一石二鳥!!』
「二兎を追う物は一兎も得ずという諺を知らないのかこの遊園地!!」
一石二鳥じゃなくて一石投げて人に当たって怒られるだろコレ......。
そう思いながらパンフをハクに返す.......と、そこでメイと目があった。
その目は若干泣きそうで......僕が苦手な目だ。
「ソラ......その......楽しく......ない?」
楽しくない......か、かぁ......。
んなもん決まってるでしょ。
「楽しいに決まってるでしょ。こういうハチャメチャな遊園地初めてだし」
そう、笑いなが
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