暁 〜小説投稿サイト〜
いつの間にかハイスクールD×Dの木場君?
日常風景のパフォーマンス
第31話
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たらしてたんっすか!?」

「だってミッテは弱いからな。死ぬ位ならそっちの方が良いかなと思わないでもない」

「マジで鍛えてるんで止めて下さい、ウチの精神が死んでしまいます」

「ちぇっ、残念」

二人の漫才が終わりいよいよ試合が始まる。先程の遠泳と違い、緊張感が張りつめる。ミッテルトさんが言った賞品が凄いか罰ゲームが酷いのかどっちかわからないと言う言葉に全員が遊びであると言う考えを捨てた。罰ゲーム、改造手術じゃないよね?

そして始まったビーチバレー。トーナメント戦らしく最初は赤チーム対青チームとなる。ゼノヴィアさんがルールに不安があると申告してきたので先鋒は僕と白音さんで、相手はアーチャーと紫藤さんのコンビだ。コイントスでサーブ権を得て試合が始まる。

序盤は確認の為か全員が肉体強化を抑えめにしていたが、確認が終了してからが本番だ。アーチャー以外の全員が肉体強化をボールが耐えれる限界まであげる。アーチャーの行為に何故という疑問が浮かぶが、考えれば魔力が足りなくなるのだと理解する。2試合だけとは言え途中で魔力を切らすわけにはいかない。その為かアーチャーは最低限の肉体強化と目の良さ、そして経験を活かしたフェイントを多用して試合のペースを掴む。

それに対抗する為に僕達も戦法を変える。アーチャーの魔力を削る為の消耗戦だ。白音さんの全力のアタックに耐えれる様にボール自体を強化してアーチャーに向かって叩き込む。躱せばこちらの点になる様に打ち込む位置も調整しながら強引に流れを変える。

だが、敵も然ることながら対抗策をすぐに打ち出してくる。紫藤さんに変わってミッテルトさんがコートに入り、アーチャーの強化を一手に引き受けたのだ。ミッテルトさんは既に上級に指先がかかる程の光力の量とプロフェッサーが徹底的に追い込んで得た高速陣形成と各種補助魔法と結界、そしてゼノヴィアさん達前衛組に追いかけ回されて鍛え上げた高い耐久力とスタミナと瞬発力に回避能力を身に付けている。直接攻撃が出来ない現状、ここまで厄介な相手は数少ない。本人は気付いていないけどね。

結局、ミッテルトさんに強化されたアーチャーに押し切られる形で僕達は負けた。続く緑チーム対黄チームはアザゼルさんの力押しに久遠さんとギャスパーが耐えられない形となった。プロフェッサーはまだ身体の調整中らしく試合に出て来なかった。

そして3位決定戦、相手は久遠さんとギャスパー、プロフェッサーは再び出て来ない。こちらはゼノヴィアさんと白音さんだ。プロフェッサーの行動に合わせて僕が対策を用意することになっている。

注目はコートの外に集っている。

現在、1セット目が終了した所で久遠さん達に取られてしまった。プロフェッサーは未だに動いていない。ただし、ここぞと言う所で魔力を高めたり、全く魔
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