一章 忘れられずにいる彼
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あぁ………
アナタに会いたい…………
会いたいよ…………………
私 ずっと忘れてないよ…… 中学2年になった今でも………
アナタは… もう 私の事なんて 忘れてるだろうけど……
気付けば私は 1人で うわ言のように呟き… 歩いていた…
? ちひろってば!! またうわ言!? 本当に一途だね!!
千尋 わっ!! 里穂っっ!! び!! びっくりしたぁ!!
里穂は 私がこの町に来て 最初にできた親友!!
小学校の頃からの付き合いなんだっ!! そして…… 私の初恋も知ってる…!!
里穂 んもーー!!
まぁ でも ちょうど良かった♪
千尋 なんでぇー!? えーー!? ナニナニ!?
私は里穂の言葉がどのような事を指しているのか… 全くわからず…
頭の中に 疑問がいっぱい浮かんだ…
里穂 今日今から千尋いい所 連れてってあげるよっ!!(ニヤリ)
何故か里穂は顔がニヤけていた… 今日特に何もなかったのに… どうしたんだかなぁー…
私は そんな事よりも…
あの彼と会いたくて仕方がない事は里穂も分かってるハズなのに… どこに連れてくつもりかなぁ…??
千尋 いい所? なにそれ!?
疑問がいっぱいの私…
里穂 まーぁ!! 行けば分かるって♪
ん───(>< 今日の里穂 何か おかしいなぁ…
まぁ いい所っていうの 気になるし…笑
行ってみるか!!
? ちひろ先輩ー!! りほ先輩ー!!
タッタッタッ…
向こうから誰かが走って来る…!!
? ハァハァハァ…
里穂 みゆ!? どした!?
心優は私と里穂の後輩で まだ心優も私の初恋を知っている!! 真面目だが 少しヌケてるので 天然ちゃん とも呼ばれてるらしい!!
心優 先輩!! そこ みゆも一緒に行ってもいいですか!?
里穂 え───!!! でも 行ったら みゆ 怖ーーいものに 会うことになるよぉー?? いいのー!?
そう 心優は怖いものが大の苦手だ… でも 怖いものが何なのか私にも謎…
心優 でっ… でも!! 行きますっ!!
千尋 また泣かないでよー??
心優 ハイッッ!! 先輩!!
里穂 さっ!! 来て 2人とも!!
いつもの通学路をあっという間に通り過ぎていき やがて人気のない 森林を私達は走った
一体 どこに行くんだろ…??
里穂 ほら!! 早く 早く
こっち こっち〜!!!
里穂 今日はホントに変だな…
千尋 ま まってよぉー汗
タッタッタッ…
目の前を見ると 赤くてキレイな門…
トンネル……
恐る恐る
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