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横浜事変-the mixing black&white-
少女が行う破壊行動に容赦の文字は存在しない
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閃光手榴弾。それも殺し屋統括情報局が扱う物よりも強力な仕様かもしれない。

 数秒後、彼女はゆっくりと目を開け、次いで両手を耳から離した。そこに広がっていたのは、敵味方関係なく半分ぐらいの人間が目を押さえて倒れていたという事実だった。

 「ま、マジで誰よ!」

 もう一度(くだん)の二人組の方を見て声を荒げる鈴奈。一方で青い制服の少女――社長は鈴奈を黙殺し、周囲の惨状に目をやる。

 「殺し方が下手な連中だ。おっと、ルースたちもいるから言葉には気を付けなくちゃな」

 そして少し残念そうに眉を落とすと、彼女は自身が好いている言葉を口にした。

 「『丸め込めるものなら取り込んでしまおう』。だが、こんな状態じゃ取り込めるものもロクな物じゃなさそうだ」
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