マブラヴ
0844話
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最前線を突き進む突撃級に関しては、メギロートが背後の上空からサークル・レーザーを放っては一撃で倒していく。
本来であれば空を飛んでいるメギロートは即座に光線級にレーザーで狙われなくてはおかしくないのだが、光線級の放つレーザーは7:3くらいの割合でニーズヘッグとシロガネに向けられている。
もっとも、ニーズヘッグはその攻撃の全てを回避しているし、シロガネに至ってはレーザーを撃たれても一番外側のバリアでもあるEフィールドすら破れずに無力化されているが。
光線級の攻撃のほぼ全てがニーズヘッグとシロガネに向けられている現状、空はある意味では絶対の安全圏と言っても良かった。
まぁ、シャドウミラーの機体に限った事だが。
「マリュー、国連軍、アフリカ連合軍、中東連合軍に一応連絡を入れておいてくれ。お前も聞いてたようにレオンの方で手を回してある筈だが、その辺の確認も忘れずにな。それと、後から援軍が来るってのも」
『ええ、今連絡を取っているところよ。……ただ、向こうもシステムXNでいきなり私達が現れた事で混乱しているみたいだから、もう少し時間が掛かるかも』
ちっ、まぁそれはしょうがないか。それに戦術機の武器なら、基本的にシャドウミラー製の機体にはダメージを与えられないか。
「分かった。それと、戦術機部隊はなるべくBETAから距離を取るようにと。下手にこっちの攻撃に巻き込まれたりしたら、お互いに色々と不味いだろうしな」
『ええ。……けど、距離を取るとなると前衛が必要になるけど。シャドウを回す?』
突撃級はその機動力と前面の防御力が脅威だ。となると、早めに片付けておくのに越した事はないか。
「幸い今の混乱で前衛の突撃級とこっちは距離が離れている。戦術機部隊の前に壁としてメギロートを派遣してくれ。突撃級の中でも最前列にいる奴を撃破してしまえば多少は動きが鈍くなるだろう。後はそこを纏めて叩く。っと!」
飛んできたレーザーを回避し、ふと思いついてファントムを5基程射出する。
そのまま機体の前方に展開したファントムを、光線級の放つレーザーを察知した瞬間にT-LINKシステムによってその軌道上へと移動さた。
すると次の瞬間には放たれたレーザーがファントムによって反射し、イルメヤのスパイダーネットによって動きを封じられた要撃級へと命中してそのまま縦に斬り裂かれて息絶える。
その後もニーズヘッグへと向かって放たれるレーザーを反射、あるいは乱反射させながら地上にいる要撃級や戦車級を殺していく。
だが、光線級は今はこうして特に問題は無いが、それでも実弾兵器を使うような事になればその迎撃率は侮れないか。なら……
「コーネリア、悪いがシャドウを率いて光線級と重光線級の方を頼む。距離はそれ程無いから、負担もそんなに大きくな
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