メイド喫茶で生まれた絆
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「君に見せたい物があるんだ、ついて来たまえ」
俺たちはその変な人物について行き
エレベーターでB3と書いてあるフロアに来た。
「さぁ入ってくれ」
太った変な人物の一人が呟く。
「あ、あぁ……」
目金が呟いた。
俺たちが目の前にしている光景は
ガンプラやゲーム、おもちゃの電車を
いじくっている人の集まりだった。
「あ、あぅ……」
目金は興奮したように辺りをキョロキョロ見渡す。
そして目金が叫んだ。
「おぉ、これは仮面ソイヤーの復刻モデル!あっこっちはデア号機トンガリヤンのブラックverでは!」
うん、なに言ってるかわかんない。
「知ってるの?こんなマイナーなロボット…」
そのなんとか復刻モデルとなんとかヤンの持ち主らしい少年が話す。
その後も目金の暴走は止まらなかった。
「こ、これは…十年前に発売されて全く売れなかった幻のゲーム機…P-GXではありませんか!?」
目金がまたまた叫んでいる。
「お前すっげー詳しいんだな…」
円堂が呟いた。
「僕に知らないことはありませんよ!」
目金が眼鏡に触れ話す。
「やはり君ならここにある物の価値が解ってくれると思ったよ!」
さっきの太った変な男が話す。
「僕達と同じオタク魂を感じたんでね!」
隣のもう一人の男が話すと
二人の眼鏡がキュピーンと光った気がした。
「ふふ、なかなか良い品揃えと言えるでしょう」
と目金が呟くと目金の眼鏡がキュピーンと光った。
「ついて行けねぇ……」
俺が呟くと目金が
「あ、あれは……」と呟き走る。
「まさか…マジカルプリンセスシルキーナナの全巻セット……!」
今までより興奮した様子で目金が叫んだ。
「何だそれ……」
「原作ノベルライト先生、絵を漫画萌先生が手掛けられた史上最高の萌え漫画です!!」
目金がさらに興奮して叫ぶ。
「嬉しいねぇ、我々の作品をそこまで褒めてもらえると」
さっきの太った男が話す。
「…我々!?」
目金が呟く。
「そう私が原作者のノベルライト」
「僕が漫画萌さ」
つまりは太った方がノベルライト
ベレー帽を被った方が漫画萌らしい。
「まさか伝説の二人にお会い出来るなんて……!」
「我々も君のようなファンに出会えて嬉しいよ!」
「今日はじっくり話し合おう」
二人が目金に手を差し出す。
そこに「ちょーとストップ、ストップ!」と円堂が間に入り話す。
「悪いけどそんなことしてる時間は無い、俺たちはもうすぐ大事なサッカーの試合があるんだ」
そう円堂が話すと二人が反応した。
「君達もサッカーやるのかい?」
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