花々の気持ち
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のか
………今日は適正調査か
ミス、しなければ良いんだが…
俺は訓練服に着替えて部屋を出た
「……まだ誰もいない…か」
……さて
朝食までまだ時間はあるし
「………花見に行こ」
これはいつもの日課だった
見たこともない花を見つけるのが俺の日課だった
もしかしたら昨日の花とは別の花が見つかるかも知れない
そう考え俺は外に出ようとした
だけど
「………あ」
「………あ?」
扉でばったりと誰かに会ってしまった
確か…ジャン・キルシュタインって言ったか?
「…お前は…」
「………」
こいつ、こんなに早く起きるのか
「…すまなかったな。じゃあ」
「?こんな時間に何処に行くんだ?」
「何処でもいいだろ。じゃあな」
俺は半ば逃げ出すようにあいつから離れた
「…何だ、あいつ」
??
俺は今日早く起きてしまった
「………あ?まだこんな時間じゃねぇか…くそ」
もしやあれ………いや、思い出すと悲しくなるからやめとこう
二度寝しようと試みたが中々寝れない
仕方ないから俺は食堂に行く事にした
「……流石にまだいねぇよな…」
まだ寝とったから起きてるのは俺一人の筈…
そして扉を開けようとした
その時だった
ガチャリと扉が開いた
「………あ?」
「………あ」
出てきたのは…誰だっけこいつ
確か追加儀礼で名前呼ばれてなかったよな…
「……お前は」
「………すまなかったな。じゃあ」
あいつは謝って俺の横を通り過ぎた
……あいつ何処に行くんだ?
「こんな時間に何処に行くんだ?」
いつの間にか俺はそう言っていた
するとあいつは
「……何処でもいいだろ。じゃあな」
と言って行った
「……何だ、あいつ」
そういえば
あいつの首に掛けてるやつ…綺麗だったな
??
「………ぁ、これは…」
やはりあった
ここはシガンシナ区ではないので色々な花が見つかる
今日は水色と白の花々だ
「…………ふぅ」
俺は落ち着かせた
…花達のおかげで少し落ち着いた
「……あんな夢を見るなんてな…」
誕生日じゃないのに…あの日じゃないのに
…………
「………絶対」
仇を取るから…な
母さん
その前にはまず適正調査を通過しなければ
俺は花達を少し見て戻った
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