5部分:第五章
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かし涼花はこう言ってきたのだった。
「ここにね。ちゃんといるわよ」
「ここにって!?」
涼花の言葉を聞いてとりあえず周囲を見回すのだった。しかし目に入るものは。
赤ん坊を入れて運ぶ手押し車だけだった。他にはこれといってない。小さな子供の姿すらない。暢雄としてもいぶかしむしかなかった。
「誰もいないけれど」
「いるわよ」
涼花はあくまでこう主張するのだった。
「ほら、ここに」
「ベビーカー!?」
涼花はそのベビーカーを指し示す。暢雄はその指とベビーカーを見てさらにいぶかしむ顔になった。それと共にまさかとも思いはじめた。
「ひょっとして」
「そうよ、弟よ」
にこりと笑って話す涼花だった。
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