第二十二話 奇跡と闇の双剣士の邂逅
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黄金の熱線が放たれ、ダスクモンに向かう。
向かってくるブイブレスアローにダスクモンはブルートエボルツィオンを構え、叩き斬ろうとしていた。
大輔「今だ!!」
ブイブレスアローが突如軌道を変え、ダスクモンの足元付近で炸裂した。
ダスクモン[むっ!!?]
爆風によってバランスを崩したダスクモンの腹部に痛みが走った。
ゴールドブイドラモン[でやあああああ!!]
絶叫しながら拳を何度もダスクモンに叩き込むゴールドブイドラモン。
しかしダスクモンもそのままやられるわけもなく、ゴーストムーブで瞬時に距離を取り、最大パワーの竜巻を繰り出した。
竜巻に巻き込まれ、切り刻まれるが構わずダスクモンに突撃した。
ダスクモン[ブルートストライク!!]
しかしゴールドブイドラモンは避けるのではなく、ブルートエボルツィオンを掴んだ。
ゴールドブイドラモン[捕まえた…得意の瞬間移動もこれなら使えないだろ…!!]
ダスクモン[っ、しまった…]
得意の瞬間移動“ゴーストムーブ”は、障害物を擦り抜けることが出来ない。
障害物に囲まれた時と、このように身体の一部を掴まれた時には弱くなってしまう。
故に、この状況から抜け出すには力業を通す以外ない。
ないのだが…。
ゴールドブイドラモンも力を込めているらしく抜け出そうにも抜け出せない。
ゴールドブイドラモン[終わりだ…ブイブレスアロー……MAX!!!!]
極太の熱線がダスクモンに炸裂した。
遼「やったのか!!?」
賢「いえ…ダスクモンの力は衰えていません」
熱線が消えた時、ゴールドブイドラモンはブイモンに退化した。
熱線を受けたダスクモンは鎧が少し煤けている程度。
大輔は目を見開いていたが、ダスクモンも少しばかり安堵していた。
ブルートエボルツィオンで力を吸収して強くなり、そしてゴールドブイドラモンを弱らせていたからこの程度で済んだが、もしゴールドブイドラモンが無傷の状態で放たれていたらどうなっていたか分からない。
ダスクモン[(今俺がこうして生きているのは運がよかったにすぎん…)]
賢「……」
ダスクモン[お前達の勝ちだ…]
大輔「何?」
あの時一瞬、自分は死を覚悟した。
戦いでは勝利したが、心では負けていた。
ダスクモン[今俺が生きているのは運が良かったにすぎん。それに…あの時の俺は一瞬死を覚悟した。]
ブイモン[…ダスクモン]
ダスクモン[流石は一度は俺を倒した者だ。]
ダスクモンは美しい金髪を靡かせながら背を向いた。
大輔「おい」
ダスクモン[?]
大輔「俺達はキメラモンを倒したことに後悔はしていない。あれは倒さなきゃならない敵だったから」
ダスクモン[別に俺も気にしてはいない。俺達は敵同士だったのだからな]
大輔「でも、今なら仲間になれるだろ?」
ダスクモン
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