コヨミフェイル
007
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兄ちゃんの命で火憐ちゃんを探しているから居そうな場所を教えてっていう電話掛かってきたし」
携帯普通に使えてんじゃん、神原。
それよか、何してくれてんだよ。無駄に恥をかかされたじゃねえか。
ちなみに神原と妹共の交友は僕が神原に火憐を紹介したときからで、そのときに馬があったのだろう。よく会って遊んでいる。
「まあ、それはそれとしてだ。ミミズ鳥くんの家の住所を教えてくれないか?」
「ミミズ鳥って――」
と言ったところで無駄だと思ったのか、月火は続きを飲み込んで、
「瑞鳥くんの家は――」
住所を教えてくれた。
意外と近いところにあった。
「これでいつでもぼこぼにできる、ありがとう」
と、言い残して返事を待たずに通話を切った。
「行くぞ」
振り返ると、シンクロするように八九寺と忍がやれやれといった風に肩を竦めて溜息をついた。
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