醜いもの
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言い分からして、どうやら俺が外で寝ていた所を運んでくれたらしい
ありがたいが
「寝かせてくれて感謝する。それじゃあな」
「??ちょ、ちょっと待てよ??」
……何なんだよ、これ以上関わらないでくれ
「……何だ」
「なぁ、せめて名前だけは教えてくれないか?」
「……俺の名前なんて知ってどうする」
「お願い??」
何故か拝まれた
……このまま言い争ってもひかないみたいなので教えてやる事にした
「ミウラだ。ミウラ・カルネロス。これでいいだろ、もうこれ以上俺に関わるな」
そして俺は今度こそ出て行った
あの三人の事は忘れよう、と誓った
俺は母さんの仇を取るため、そして美しい……生きている大地や植物達を守る為に
それだけを考える
それに友達など必要不可欠
友達など決心を揺さぶられてしまういらない存在だ
そう、友達なんて
いらない
数日後
巨人も汚物だが人間も汚物のようだ
どうせ奪還の作戦じゃなくて、口減しの為の作戦だろうに
参加している人も少なからず分かっているだろう
……本当に
人間は醜い生き物だ
そして月日は流れ
二年後
「貴様の名は何だ??」
俺はついに訓練兵になった
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