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エクシリアmore −過ちを犯したからこそ足掻くRPG−
第二十六話 彼女を取り戻すために
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は!? 一代限りの理想などただの無責任な夢想だ!」

 イバル……そこまであのガイアスに対して言えるようになったか。君にありし日のミラが重なったよ、マクスウェルの巫子。

「ならば」

 ガイアスが長刀を抜き、私たちに向けた。後ろにいた四象刃も、各々の武器を構えた。

「俺がその歴史に新たな道を標そう」

 どいつもこいつも、本当に他人の話を聞きやしない。

 黄金の懐中時計を取り出す。骸殻に変身するための時計。かつてはフル骸殻でも、〈ガイアス〉を戦えない体にするだけで精一杯だった。
 だが、今なら。
 〈その時〉から10年の時を経た私と、〈その時〉より1年も前のガイアスなら。

 覚悟はいいな? ――自分自身に問いかける。
 覚悟などとっくに決まっている。――自分自身に答える。

「パパ……」
「ヴィクトル?」
「すぐ片付ける。3人とも、先に行け」

 黄金時計を突き出した。
 骸殻発動――100%
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