【ゼロの使い魔】編
049 スレイプニィルの武踏会 その1
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馬鹿らしい事ではあるが。
(……まぁ、十中八九アルヴィー>氛氈gスキルニル”だな)
……と、シェフィールドの正体──と云うよりは謎について、色々と推測していると──
「……さて…と…。そろそろ私は撤退するわ。……サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガ。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール──貴方のご主人様は私が預かるわ。追いたければ追って来るがいいんじゃないかしら。……ああ、そうそう。云うまでも無い事だとは思うけど1人で来る事。さもなければ愛しのご主人様に一生治らない傷が付くかもしれないわね」
「……っ!?」
目を閉じているからよくは判らないが、抱き止めていたルイズが何者か──否、何か≠ノ引ったくられる。先程のシェフィールドの言を含めるならば、恐らくその正体はシェフィールドだと容易に推測出来る。
「7番≠ヘここで待機。……あぁ、栗毛≠フ彼女が追って来る様なら足止めしなさい。……後それと、これは置き土産≠諱v
――ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
シェフィールドの言葉の後に、パチンッ、とフィンガースナップの様な音が聞こえた。
……その数秒後だった。連鎖する地響きの様な爆発音が聞こえたのは。
「……ルイズ…?」
地響きの後、目を開ける。……そこにルイズの姿は無かった。
SIDE END
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