【ゼロの使い魔】編
050 スレイプニィルの武踏会 その2
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。……ユーノから、タバサはガリアからの留学生とは聞いていたが、よもやガリアの公爵家が令嬢とは思いもしなかった。
閑話休題。
(……やはり、罠だったか)
シェフィールドはルイズを敢えて拉致≠オた。……少なくとも先程のあの場では、俺に敵愾心を向けるだけでルイズに手を掛ける様には思わなかった。……となると、これ≠ヘ俺を嵌めるる為の罠であり、ルイズは俺を誘き寄せる為のエサ≠ニ云う事になる。
(……8…9…10…いや、11…12…? まぁ、まだまだ居そうだが間違いなくこれ≠ェ罠という事は判った。……問題はこれからどうするか、だな。……タバサに仙術について教えたのは拙かったか?)
こんな時間≠ノこんな場所≠ナ──夜に森の中で息を潜めている輩達を察知して考える。……気配≠フ数と声≠フ数が違うのは、恐らくこれもまた“スキルニル”の所為だろう。
(……いっちょ暴れるか)
一先ずは潜伏組を排除する事に。
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“腑罪証明”で潜伏組の背後に回りこみ、声が出ない様に口を抑え短刀で首を掻き斬る。“腑罪証明”で潜伏組の背後に回りこみ、声が出ない様に口を抑え短刀で首を掻き斬る。“腑罪証明”で潜伏組の背後に回りこみ、声が出ない様に口を抑え短刀で首を掻き斬る。“腑罪証明”で潜伏組の背後に回りこみ、声が出ない様に口を抑え短刀で首を掻き斬る。“腑罪証明”で潜伏組の背後に回りこみ、声が出ない様に口を抑え短刀で首を掻き斬る。……それを、潜伏組を全滅させるまで何度も繰り返す。
「うっぷ…ふぅ、終わったな。……それにしても未だに慣れ≠な」
喉元まで逆流してきてている胃酸を堪えながら、誰に聞かせるでもなく呟く。……解呪≠フ虚無魔法は“スキルニル”──魔法人形≠ネど、無力化する事などワケが無かったのだ。……良い手だったのだが、その辺りシェフィールドは選択肢を間違えたと云える。
(……来たか)
文字通り暗殺者≠フ様に闇に紛れながら人形∴ネ外の──人間≠フ潜伏組を排除し、その遺体を証拠隠滅と云わんばかりに隠し──埋葬した。そして一通り埋葬してやっとこさ一息吐いていると、ルイズの気配が探知範囲内に入って来るのを感じた。
SIDE END
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SIDE ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
(ん…?)
びゅうびゅう、と風を切る様な音で意識を覚醒させて目を開ける。……するとそこは、よく見慣れた自室の天蓋──などではなく、よく判らないが布の
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