馬鹿ほどうぬぼれの強いものはない
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ぁ、それじゃシナイちゃんに惚れたはれたはなかったってこと?」
・・・シュロ、お前その言い方は子息に失礼だろ・・・
「そういうことになる・・・かな」
笑いつつそうあしらわれる
大名家って馬鹿しかいないイメージだったんだけど・・・
「じゃぁシナイちゃんは今まで通り、私達のシナイちゃんってことだな」
・・・まあ、そうなるよな
結婚もしないし見合い自体演技みたいだし
「・・・じゃあ、シナイちゃんはお嫁入りしないんだ」
「・・・婚期がまた遅れたよ・・・」
六班で顔を見合わせ笑いあう
・・・なんだか嬉しい
思わず先生の周りにまとわりついた
「・・・それでは、後の条約など書類上の手続きには別の担当者が参りますので
我々はこれにて失礼いたします」
いつも通りの無表情で子息やユギトに別れを告げる
ここからは即行で木の葉へ帰ることとなる
帰る前にショウイに一言だけ、耳元で呟いた
「中忍試験頑張れ・・・試験官は皆ドSだから気をつけな」
「ひっ」
先生が何を言ってきたんだ?と尋ねる
別に何も、そう呟いて手を振って別れた
・・・あいつ、馬鹿だとばっかり思ってたけど、馬鹿じゃなかったな・・・
木の葉へ帰還した直後オレ達は、五代目火影綱手の就任を知ることとなり・・・
オレはシュロとイカリと離れることとなる
◆◇◆ユギト◆◇◆
コンに何かを呟かれてから、青褪めた顔が戻らないショウイを無理やり立たせる
あんなに体の弱い子が頑張って上忍と戦ったって言うのに、情けないことだ
新人教育はキチンとやらないといけない
ビーのところの血気盛んな奴とネガティブ思考のようにならないように気を配らなければ・・・!
「・・・二位上忍、貴方から見て私の態度はどうでしたかね?」
「どう・・・とは?」
「いや・・・私、割と本気でお見合いを願っていたものでして・・・
任務だと言いきられたのが少々、悲しかったというか」
「そのような素振りは全く見受けられませんでした・・・」
むしろ事務的に見えました
淡々と言っていたので仕事一直線、見たいな感覚が・・・
「・・・・・・好きな人の前では、カッコつけたいものですよ」
・・・それが、あの言動につながるのですか・・・
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