馬鹿ほどうぬぼれの強いものはない
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
奴がいたら上の人たちみんな困ると思ったから・・・
だからオレ、忍を止めます・・・これがオレなりのけじめです!
大名子息様にも木の葉の方々にも同じ雲隠れの方々にも、本当に申し訳ございません!」
そう叫んで土下座した
「・・・プッ・・・」
・・・シナイちゃんが耐えかねて吹き出した
キョトンとした顔で子息と先生の顔を仰ぎ見るショウイ
一体何事か
「ま、まじらずさん、笑っちゃだめですよ・・・」
「ですが・・・」
2人して笑いだしてしまった
埒が明かないとでも言いたげにユギトが進み出て、子息の手にあった額当てをショウイに返した
「・・・ショウイ、君を雲隠れの中忍試験へ推薦する」
「・・・え?」
どういうことだ
ショウイだけでなくオレ達六班全員が顔を見合わせた
「今回のことは全て情報が漏れていた
大蛇丸とタイイが手を結んでいることも把握して、それで子息様に一芝居打っていただいたんだ」
「え?」
「囮捜査・・・といえば分かってもらいやすいかね・・・
この”大名のバカ息子”が雲と因縁ある木の葉に依頼するなんて、過激派が待ち望んでいたようなもの
危険性その他諸々承知の上で、今回のお見合いを依頼したんだよ
・・・木の葉崩しで少々時期がずれたがね
だが、そのお陰で過激派が動き出すという確証を得られた
しかし、タイイがあそこまでアレな奴だったとはね・・・
木の葉に協力してもらうことで、先の一件から生まれた不和を修正したかった
それが雷の大名の本心さ」
・・・この人、すごい根性もってるな・・・
シナイちゃんがオレ達に向かって手を合わせて頭を下げた
なんだ、木の葉にも説明されていたのか
ならこの任務、オレ達の修行として受けさせた・・・か
「我々雲隠れも木の葉との関係改善は喜ぶべきこと
ただ、一つだけ懸念があった
・・・ショウイ、お前の存在だ」
「オレの、存在・・・」
「お前はタイイの弟子、とまでは行かないが受け持ちの生徒
偏った教育を受けていたのも知っている
骨の髄までタイイの教育が施されているのであれば、そのまま罪人として投獄??
全てを知らされて、雲隠れのためになると判断できるのであれば・・・再教育の後中忍に昇格させる
そう取り決めがなされた
・・・まさか忍をやめるなんて言われるとは思わなかったよ・・・」
再教育のためアカデミーに入ってもらうからな
そう告げられショウイは座り込んだ
色々お疲れだったな
妙な任務だったこと・・・・
「なぁな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ