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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第二十一話 平和な日常
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、完全体のグレイドモンですらダスクモンには全く敵わない。
ダスクモンの強さはそこらの究極体より上のように思えた。
遼「(確か、ダスクモンはフォービドゥンデータ…データのカスが集まって生まれたんだよな…つまりディアボロモンと同じ?)」
かつて自分達の世界を破滅させようとした悪魔と同類。
あれも異常な進化スピードと増殖能力と言うデジモンとして異常な能力を持っていた。
その同類ならダスクモンの成熟期としては異常過ぎる戦闘力も納得出来る。
もし完全体に進化したなら…?
遼は頭を振ってそれを否定した。
こんな異常な戦闘力を持った成熟期が完全体になったら並の究極体では太刀打ち出来なくなるだろう。
ダスクモン[…………]
ダスクモンも賢の方を見ていた。
最初はぎこちなかったが、今では少しだけ話し掛けて来るようになった。
ダスクモンは賢を何処かで見た覚えがあった。
脳裏にあらゆるデジモンの長所を合わせたような合成獣が過ぎった。
そしてその合成獣を消し去った黄金の聖騎士の姿も。
ダスクモン[(俺の身体を構成するフォービドゥンデータの大半はあの化け物の物だ。もしや、奴はあの化け物と関係があるのか…?)]
ダスクモンの身体を構成するフォービドゥンデータの大半はかつて大輔とブイモンが奇跡のデジメンタルでアーマー進化したマグナモンが倒したキメラモンのデータが占めていた。
それ故、ダスクモンがキメラモンの創造主である賢に対して抱く懐かしさは当然と言える。
ダスクモン[(もっと強い相手と戦いたいものだ)]
キメラモンを倒した黄金の聖騎士。
あまりにも膨大なデジメンタルの力を使いこなせず、力に振り回されていたが、あのデジモンの目は印象に残っていた。
最後まで何があっても諦めない不屈の光。
再び、奴と戦いたいと思う。
ダスクモンの両腕のブルートエボルツィオンが妖しく輝いた。
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