第二十一話 平和な日常
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一輝「んじゃ、行くぞ」
会計を済ませて、教会に向かう大輔達。
一輝「戻ったぞ」
カリム「お帰りなさい…あら?」
不思議そうに大輔達を見つめるカリムに苦笑した一輝は親指で大輔達を指すと紹介する。
一輝「こいつは俺と同じ世界出身で俺の弟分。今は管理局で保護してもらってる」
カリム「まあ。初めまして、カリム・グラシアと申します」
大輔「本宮大輔です」
フェイト「フ、フェイト・テスタロッサです」
アリシア「アリシア・テスタロッサです!!」
互いに会釈して、一輝が材料を手にキッチンに。
一輝「せっかくだし、お前らも食ってけ」
大輔「え?いいのか?じゃあお言葉に甘えて」
アリシア「何作るの?」
一輝「今日のおやつは俺特製のクレープだ」
アリシア「クレープ!!苺沢山使う?」
一輝「勿論だ。チョコレートソースをたっぷりかけてな」
ブイモン[っ!!流石大輔の兄貴分…なんて奴だ…]
涎を垂らしながら出来上がりを待つブイモン。
カリム「一輝さんの作るお菓子は絶品なんですよ。この前ケーキを作ってもらったんですが、いつも食べるお店の物よりずっと美味しかったです」
アリシア「お兄ちゃんの作るおやつだって凄く美味しいよ!!今度お兄ちゃんの作ったアップルパイ食べてみてよ!!」
カリム「それは楽しみです。」
一輝「そうだなあ、俺も興味あるな。」
クレープを人数分作った一輝がそれぞれに渡すと、自分のクレープにかじりつく。
ブイモン[うまっ!!]
アリシア「美味しい!!」
カリム「やっぱり一輝さんが作ってくれる物は美味しいです」
一輝「そうか」
アリシア「どうしてこんなに美味しいの?隠し味?」
一輝「隠し味は一つも入れてねぇけど…。強いて言えば、」
フェイト「強いて言えば…?」
興味津々で一輝に詰め寄るアリシア。
一輝「…料理は愛情、って言うだろ?俺は、たっぷり愛情込めてるからな。」
大輔「愛情なんて言葉が兄ちゃんの口から飛び出るとは…。」
大輔が轢き釣った笑みで一輝を見つめていた。
カリムは真剣に“料理は愛情”とメモしていた。
一輝「何でだよ、俺が言っちゃまずいのか?」
一輝がムスッと不機嫌そうに眉を寄せた。
それに対し大輔は両手をあげて首を横に振った。
一輝「料理ってのは料理の腕前とかもあるけど、食べてもらう相手に対する気持ちが大事なんだ。気持ちがこもってない料理ってのは、味が雑だからな」
アリシア「そっかあ、だからお兄ちゃん達の作った物は美味しいんだ!!」
フェイト「“料理は愛情”…一輝さん!!私にお料理を教えて下さい!!」
一輝「へ?」
アリシア「あ、フェイトずるい!!私にも教えて!!
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